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【S班の新山、岩本らが優出】別府競輪G3ナイター(準決勝)レポート【決勝進出の9選手コメント】

2025/06/07(土) 23:30 0 1

2025年6月7日 別府競輪
開設75周年記念「オランダ王国友好杯」G3(3日目)

※ナイター開催

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【10R=S級準決勝】
打鐘前に山崎賢人中島詩音を叩いて先行態勢に入る。8番手の寺崎浩平が最終2コーナーから捲りに出ると、山崎マークの阿部将大のけん制を凌いで抜け出し1着。寺崎マークの村上博幸が2着で近畿ワンツー。3着に阿部が入線した。

1着/寺崎浩平(S1・福井117期)
今回成績:特6・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝進出:8回目(25年1月大宮以来)

初手は(山崎)賢人さんが後ろ中団だったこと以外は想定内でした。ピッチ的に(山崎を)2車で叩くのは厳しいと思ったし、捲りなら届く自信もあって、冷静に見ていました。踏んだ瞬間に3コーナーくらいで並べるような感触でしたね。(阿部が)持ってくるだろうと思っていましたし、タテに踏まれても、ツケマイできるような心構えでした。初日以外は感触がいいです。今日もいいリズムでペダリングできたかなと思います。まだ記念を獲っていないので、明日は優勝目指して頑張りたいです。

(決勝は)自力。

2着/村上博幸(S1・京都86期)
今回成績:一1・二2・準2
G3優勝:8回(19年2月奈良

スタートはオーソドックスに前の方がと思っていました。(寺崎が)行ける雰囲気があったので、僕がどう追走できるか。テラ(寺崎)の後ろで何回か失敗しているし、それを頭に入れて。村田(雅一)がいるのに、(準決勝で)テラをつけてもらったので、離れるわけにはいかないという責任を持って走れました。でも、加速が長いのでキツいですね。気持ちは入って走れているので、(決勝に向けて)疲れを抜きます。

(決勝は)村田雅一の後ろ。近畿の3番手。

3着/阿部将大(S1・大分117期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:4回(24年7月別府

ラインで決まると思ったのですが、意外に余裕が無かったです。(山崎)賢人さんもあれだけいってくれるから、踏まないといけないのかもしれないですが。最低でも大分2人で乗らないといけないところでした。賢人さんもかかっていたので、出なくても残ると思っていました。ずっと上を走らせているのに、寺崎さんはけっこう伸びてきて、シンプルに強かったです。これだけお膳立てしてもらったのに、申し訳ないです。僕の技量不足。番手も勉強だと思って、また次に生かせたらと思います。力の無さを痛感しています。

(決勝は)自力。優勝を狙えるようには頑張りたいです。

10Rレース結果

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【11R=S級準決勝】
赤板過ぎに深谷知広をおさえて岩谷拓磨が先手を奪っていく。最終HS過ぎに岩谷の番手から一丸尚伍が捲りで抜け出すが、九州ラインを追った深谷が最終2コーナーから捲ると、最終3コーナーで一丸を捕える。深谷はマーク岩本俊介の差しを振り切り1着。2着に岩本で南関東ワンツー。九州3番手から瀬戸晋作が3着に入った。

1着/深谷知広(S1・静岡96期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特9・二1・準1
G3優勝:23回(25年3月名古屋

(九州ラインが後ろで)理想的な並びになりました。岩谷(拓磨)がいくと思っていたので、前々に踏んでいれば(その4番手に)入れると思っていました。(岩谷が)垂れる前に一丸(尚伍)が出て行ったので、キツいだろうと思い、そこを勝負だと思っていきました。踏み上げるのに、少し時間がかかった気がしましたが、そのあとはしっかり踏めたので悪くないです。敢闘門まで2着だと思っていました。余裕はないですね。思ったよりは走れているので、しっかり集中して準備したいです。

(決勝は)自力。

2着/岩本俊介(SS・千葉94期)
今回成績:特3・二1・準2
G3優勝:5回(24年3月伊東温泉

このレースで先行するとすれば深谷(知広)か岩谷(拓磨)。深谷からすれば、岩谷さえ抑えてさえしまえば、と思っていたと思います。冷静でしたね。相手は2段駆けみたいな感じで、あれほど駆けると脚にきて普通は出ていけないのですが、深谷の場合は違いますね。ビックリするくらいです。凄いかかりでした。最後はずいぶん迫れたので、それほど(状態は)悪くないのかなと感じます。初日に深谷とワンツーが決められなかったですが、今日決められたことが大きいのではないかと思います。底上げが効いてきたのかなと。

(決勝は)深谷(知広)君の番手。

3着/瀬戸晋作(S2・長崎107期)
今回成績:一1・二4・準3
G3決勝:初

(岩谷)拓磨が深谷(知広)さんとやり合う覚悟だったので、自分もそれにしっかり付いてと思っていました。僕はけっこう一杯で、後ろを見る余裕もなくて。何かできることがあったのかなと思いますし、もっと力をつけたいと思いました。(深谷知広の)力が違いましたね。後ろからも飲み込まれるのも覚悟していました。初日から前のおかげで決勝まで進めました。感触は日に日に良くなってきているので、上手く調整できればと思います。

(決勝は)阿部(将大)君の後ろ。

11Rレース結果

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【12R=S級準決勝】
赤板過ぎに甲斐俊祐が先頭に立つも、新山響平が仕掛けて主導権争いに。新山は打鐘過ぎ4コーナーで甲斐を叩くと、最終HSから仕掛けた菊池岳仁をも合わせ切る。 新山も粘るが、東北ライン3番手を追走した村田雅一がゴール前伸びて1着。2着に新山、3着に守澤太志が入線した。

1着/村田雅一(S2・兵庫90期)
今回成績:一4・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:12回目(24年12月佐世保以来)

他地区の3番手に付いたことがないので付くか迷いましたが、G1を獲ることが目標で、欲を言えば、自分でやってあの位置(新山響平ラインの3番手)をキープして今日の結果が一番100点だと思うのですが、新山(響平)も魅力的だし、決勝進出を考えるのなら北日本の後ろかなと思い、葛藤の末シビアにいきました。いつも敵で戦い、ロングスパートのイメージですが、ダッシュもすごくて、改めてすごさを感じました。最後、外を踏もうと思っていたのですが、展開的に内しかなかったので、踏ませてもらいました。(高松宮記念杯前に記念決勝進出は)最低限のノルマをクリアできて良かったです。体は日に日に良くなり、ナイターの時間に馴染んできました。

(決勝は)寺崎(浩平)君の後ろ。僕が番手を回してもらえます。(村上博幸の前は)初めてで、すごくプレッシャーです。チャンスをもらえたので、頑張ります。

2着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特2・二1・準2
G3優勝:5回(24年11月四日市

(初手は)前が取れれば良かったのですが、失敗しました。甲斐(俊佑)のやる気が分からなかったので、最初の1、2歩油断したところがあり、出るのが遅くなりました。甲斐君が強くてキツかったです。(後ろに)残してもらったので、明日は油断しないように頑張ります。ケツ(尻)を下ろしてからスピードにのる感じがして、踏み応えがあっていいのですが、今日は全部踏んでいたので、末がかなり甘かったですね。

(決勝は)阿部(将大)が地元で、すごく気迫を感じるので、正面からぶつかっていけるように自分の組み立てで頑張ります。自力。

3着/守澤太志(S1・秋田96期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:4回(23年12月別府

甲斐(俊佑)の挑戦を(新山響平が)しっかり叩き切って、菊池(岳仁)君がすかさず来て、自力同士の熱い戦いでしたね。(新山が)強かったですね。終始キツかったです。新山君もキツそうだったので、最近、強い松谷(秀幸)さんを外にふくらませないと、大外からいっぱい来られてしまうかなと。久しぶりに記念の決勝に乗れたし、新山君の後ろは気合いも入ります。乗れて良かったです。不調ではないですね。

(決勝は)新山君の番手。

12Rレース結果

※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/新山響平(SS・青森107期)
2/岩本俊介(SS・千葉94期)
3/村田雅一(S2・兵庫90期)
4/村上博幸(S1・京都86期)
5/守澤太志(S1・秋田96期)
6/瀬戸晋作(S2・長崎107期)
7/寺崎浩平(S1・福井117期)
8/阿部将大(S1・大分117期)
9/深谷知広(S1・静岡96期)

注目の並び想定は
1新山-5守澤
9深谷-2岩本
7寺崎-3村田-4村上
8阿部-6瀬戸

決勝は、新山響平の番手に守澤太志が付く北日本の2車。
深谷知広の後ろには、準決勝同様に岩本俊介が付く南関東の2人。
寺崎浩平の後ろは、村田雅一村上博幸の順で並ぶ近畿3車ライン。
阿部将大瀬戸晋作が付く九州のラインの4分戦となった。

どのラインも強力な自力型が先頭を担い、し烈な主導権争いがありそうだが、ここはライン3車の長さを生かし寺崎浩平が果敢な攻めを見せるか。ここまでG3優勝がないだけに、念願のG3優勝の可能性も。寺崎追走から近畿の追い込み陣も上位争いに加わる。
しかし、連日気迫あふれる先行で力を発揮する深谷知広や納得のいく走りにこだわる新山響平の組み立てや仕掛けには注視が必要だ。
そして、地元記念連覇に向けて決勝まで勝ち上がってきた阿部将大も気合いが入るところ。
好メンバーが争う細切れ戦。12レース決勝は20時30分発走予定です。
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別府G3(3日目)注目選手ピックアップ◆
【3日目6R=S級選抜】
「復帰戦で好走」
2着/林慶次郎(S1・福岡111期)

打鐘でミスをして後方になったのですが、焦るなと思いました。最終HSでは、車間が詰まったら行こうと思っていたのですが、グイグイと前のペースが上がっていたので、千切れるような感じでした。これはまずいと思ったのですが、リラックスして行けるところまで行こうと。最後は内の9番車が伸びているのが見えたので必死でした。3日間、図らずも違うシチュエーションのレースができましたね。逃げ、カマシ、捲りとどれも思った以上にやれている感じ。(高知記念の落車で)手にケガして、顔みせの時は気になるのですが、レースの時は集中できて忘れています。久しぶりのレースで記念なので、朝起きた時から脚は一杯いっぱいなのですが、しっかりケアします。明日は、1着を取りたいですね。目指して頑張ります。

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◆レインボーカップA級ファイナル(前検日)レポートはこちら

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【過去の別府競輪グレードレース・プレイバック】
万博協賛G3(24年10月)
優勝者:大西貴晃
別府記念G3(24年7月)
優勝者:阿部将大
別府記念G3(23年12月)
優勝者:守澤太志
ウィナーズカップG2(23年3月)
優勝者:松浦悠士
ガルコレ別府ステージ(23年3月)
優勝者:佐藤水菜
別府記念G3(21年6月)
優勝者:守澤太志
別府記念G3(20年12月)
優勝者:浅井康太
別府記念G3(19年12月)
優勝者:松井宏佑
サマーナイトフェスティバルG2(19年7月)
優勝者:村上博幸
ガールズケイリンフェスティバルG2(19年7月)
優勝者:石井貴子
別府記念G3(17年12月)
優勝者:松井宏佑


(P-Navi編集部)

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