2025/09/12(金) 19:08 0 1
深谷知広が8番手から圧巻の捲り。この日の一番時計となる上がりタイム10秒7だった。マーク2着の根田空史は「深谷の踏み出しがモコモコしていて合わされたと思い、下に降りちゃった。そうしたら急に加速して伸びていくもんだから、慌てて追いかけて。自力選手で良かった」と苦笑い。
「年齢的にも番手を回る機会は増えていくと思う。そういう練習もしているし、今回のフレームは平原(康多)さんが実戦で使っていたやつをお借りしたもの。だから、追走もしやすかったです」
根田は輪界きっての長身で、平原もまた同じぐらいの背丈だった。
「背もそうだし、脚質もほぼ一緒。だから、セッティングも似ていて。引退後にイベントでお会いした際、フレームをお借りしたいとお願いしたら快く応じてくれて。"レースでも使っていいから"と。ありがたいです。セッティングの方向性は合っている。あとは体が慣れてくれれば」と手応えあり。
オールラウンダーとして名を馳せた平原氏。根田にとって究極のモデルだ。「自力でも番手でも、どちらでも対応できるように」と根田が新たな相棒をものにしてみせ、新境地を開く。(アオケイ・八角記者)