別府G3(最終日)レポート

2020/12/06(日) 18:10

別府G3(最終日)レポート

2020年12月6日

別府G3(最終日)開設70周年記念 オランダ王国友好杯

【12R=S級決勝】

1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/中川誠一郎(SS・熊本85期)
3/諸橋愛(S1・新潟79期)
4/岩本俊介(S1・千葉94期)
5/園田匠(S1・福岡87期)
6/北津留翼(S1・福岡90期)
7/浅井康太(S1・三重90期)
8/古性優作(S1・大阪100期)
9/小倉竜二(S1・徳島77期)

松浦がSを取り、中四国2車が前受け。
19・43・7・625・8で周回を重ねていく。

後ろ攻めの北津留がジワジワ上昇、赤板突入で切る。
九州3車の動きに単騎の古性も乗る。

そして、北津留の主導権で打鐘。

最終HS、7番手の位置から岩本が巻き返す。
岩本ー諸橋ラインの後ろを取っていた浅井も追走。

最終BS、岩本は九州3車を乗り越える。
しかし、浅井も満を持して、捲りを放っていく。

出切った浅井を松浦が猛追。
2センター過ぎ、浅井は自ら松浦を外へ振って、最後の直線勝負。

松浦だけでなく、園田、小倉も突っ込んでくる大接戦。
それでも、浅井が押し切っての1着ゴール。
2着に松浦、3着は園田となった。

浅井は5月の宇都宮記念以来、通算29回目のG3制覇。

優勝/浅井康太(S1・三重90期)
昨年の全日本選抜準決勝(過失走行で失格)、昨年の別府記念での落車でみなさんにご迷惑を掛けた。
そのような地で、たくさんの温かいご声援をいただいた。
そして、400勝達成(2日目)と優勝ができて、本当に嬉しいです。
G1の優勝よりも嬉しい気持ち、競輪人生でやり切った感じがあります(笑)。
今開催も競輪祭での落車でコンディションは悪かった。
それでも、競争に参加するからには結果を残す意気込みは強かったです。
レース前はオランダカラーの7番車だから「いけるかな」とも(笑)。
古性君が北津留君のラインを追っていったので、自分は岩本君のラインを追いました。
向かい風だったので、踏み込んだ感じも重かった。
仕掛けも待ってしまったと言うか、もうワンテンポ早く出たかった。
諸橋さんのブロックがありますからね。
賞金ランキング1位の松浦君がきているのも第六感で分かったし、タイヤの音も大きくなっていた。
最後、自分はあまりハンドルを投げなかったんですけど、松浦君が投げているのは見えた。
勝利を確信するには微妙でした。
自分は1着を狙っていくスタイルなので、これからも自分を信じて、満足のいくレースをしていきたい。
来年はグランプリ!よりも人間的にもっと成長できるように。


2着の松浦とレースを振り返り、最後は浅井が松浦へ「グランプリ、頑張れよ!」と、声を掛けた。(P-Navi編集部)

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