閉じる

【青森競輪・ナイター】地元完全Vを目指す新山将史に立ち塞がった壁

2025/05/09(金) 09:15 0 3

青森競輪場のナイター「日刊スポーツ杯(FI)」は9日に最終日を迎える。S級決勝に出走する新山将史に話を聞いた。

新山将史

 2場所前の大宮では優勝、直前のいわき平でも優出に成功するなど本来のキレを取り戻しつつある新山将史だったが、本人は苦悶の表情で「疲れがなかなか抜けないし、着はまとまっているけど、自分の手応えとしては全然なんですよね。もっと体調管理をしっかりしないとですね」と体の面で不安があると前検日に話していた。

 それでも初日特選は佐藤博紀の捲りを寸前で捕らえて白星発進。準決勝も目標の嵯峨昇喜郎が捲り不発になると自らのタテ脚で頭まで届いての連勝ゴール。

 準決勝の1着には自身も手応えを感じたようで「初日よりも感覚はよかったし、疲れも日に日に抜けてきている」と話したが「ただ、もっと早く踏んでいれば中田(雄喜)さんまで2着に連れ込めた。嵯峨(昇喜郎)君を7着だけにはしないようにとワンテンポ遅く踏んでしまった。申し訳ないですね」と求めるレベルは高い。

 これで一足先に勝ち上がっていた同県木村弘の番手から完全優勝待ったなしと思っていたが、そこに待ったをかけたのが九州で唯一決勝に勝ち上がった中村圭志で「地元には申し訳ないけど、木村君のハコで勝負させてもらいます」とジカ競り宣言。

 すんなりとは回れない事になってしまったが、これも競輪。逆にしっかり番手を死守して木村を差し切れたらより価値のある優勝となるだろう。(アオケイ・松野記者)

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票