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高松競輪G3(準決勝)レポート【決勝進出の9選手コメント】

2025/02/01(土) 19:00 0 0

2025年2月1日 高松競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「玉藻杯争覇戦」(3日目)


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【高松競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
赤板過ぎに簗田一輝が前を抑え、すかさず田中大我がかわすと、犬伏湧也がスパートして、打鐘過ぎに田中を叩いて先行態勢に入る。犬伏を香川雄介がマークし、田中大我が3番手に入り最終HSを通過。8番手から伊藤旭が捲りに出るも前団には届かず。犬伏が逃げ切り1着、2着に香川が続いて四国ワンツー。3着には田中が入線した。

1着/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回成績:特2・二3・準1
G3優勝:3回(24年10月京王閣

想定していた流れにはなりました。冷静に見ながら、どこかに行けるポイントがあるだろうと思いましたが、打鐘で思った以上に詰まったので、その流れを殺さずに踏み込んでいった感じです。流れで行けたので、香川さんも追走しやすかったかなと。自分がもっとうまくできれば、もっとラインが生きてくる。僕は焦って踏み込んでしまうので、それを少しずつ無くしていきたい。少しずつレベルアップしているのかなとは思います。今日は末脚もきっちり踏め込めました。2車で香川さんとワンツーが決まったのは最高の結果です。
(決勝は)自分もレベルアップしていかないといけないので、いろいろ試しながらやっていきたい。昨年の前半は苦しんだので、今年は前半から飛ばしていければと。優勝をしっかり視野に入れて走りたいです。自力。

2着/香川雄介(S1・香川76期)
今回成績:一2・二1・準2
G3優勝:3回(08年10月観音寺)

想定内の展開で、ピッチが上がって付きやすくなって、口はあきましたが、犬伏(湧也)も気を使っていってくれたのかもしれないです。でも、2コーナーの踏み直しはすごかった。(改修前の地元記念で)決勝は最低限。今日は中を割られないようにと思ってついていきましたが、明日は思い切り抜きにいきたい。
(昭和61年に)三好(章仁)さんが勝ってから、(香川勢が)獲れていないのでね。(決勝は)徳島勢へ。3番手。

3着/田中大我(S2・奈良115期)
今回成績:一2・二4・準3
G3決勝:初

どこかで先頭に出て、犬伏(湧也)さんが来たら全開で(踏もう)と思っていたら、全然何もできなかったです。結果だけが、たまたま出ただけですね。出られたので、入って、そのままゴールしただけ。(近況の好成績は)ここ1年くらい(三谷)将太さん、竜生さんに練習してもらって、練習量が増えて、それに慣れてきてから全然違うと思います。
(決勝は)知らない世界すぎて何とも言えないですが、何とか頑張ります。自力です。

◆10Rレース結果

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【高松競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板手前で上昇をした林慶次郎だが、前受けした新山響平が突っ張ると、新山は打鐘から徐々にペースを上げて先行していく。4番手に島川将貴、6番手に林で最終HSを通過。新山の先行で一列棒状の展開となるが、最終3コーナーを過ぎから4番手の島川が捲り追い込んで1着ゴール。新山マークの松谷秀幸が2着。新山3番手の福田知也が3着に入線した。

1着/島川将貴(S1・徳島109期)
今回成績:一1・二3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(22年3月高知以来)

新山(響平)さんが踏んだので、車間が勝手に空いたのですが、(4番手で)いい位置だったので、最終BSで出ても、松谷(秀幸)さんが3コーナーで振ると思ったので、自分の中でワンテンポ遅らせて行ったら、僕が不発でも(久米)康平さんにチャンスがあると思っていきました。進んでくれと思って踏んで、特別に軽いとかはなかったですが、進んでくれましたね。自力を出していないですが、康平さんのおかげ。松山に比べたらいいですが、まだ自分では自転車に乗り切れていないです。これをきっかけに、次につなげていきたいですね。
(決勝は)犬伏君に。番手。

2着/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
今回成績:特4・二2・準2
G3優勝:3回(20年3月奈良

新山(響平)君もレース後に、雨で重くて、踏み上がらなかったと。自分では後ろからは来られないだろうなというかかりで。2センターでも自分の横に来ていなかったのですが、4コーナーでパッと島川(将貴)が来たので、焦って、あそこで横に振ってもいかれてしまうので、申し訳ないですが踏ませてもらいました。難しかったですね。1カ月くらいあいて、徐々にレースに慣れてきていますが、全日本選抜までにもうひとつ上げていきたいです。
(決勝は)郡司君に。番手。

3着/福田知也(S1・神奈川88期)
今回成績:一4・二4・準3
G3優勝:2回(24年10月川崎

前の2人(新山響平松谷秀幸)が特選組でG1級なので、追走100%においていただけです。セッティングをいじって、かなり良くなり、内だけしゃくられないようにする感じでした。(セッティングを)大幅にチェンジして、いつもの感じに戻りつつあるので、この感じなら明日もいけるかなという感じです。あそこ(のコース)をいかないと今日は3着が無かったし、気持ちも脚も悪くなかったです。
(決勝は)松谷君に。(神奈川の)3番手。

◆11Rレース結果

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【高松競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板過ぎに石原颯伊藤颯馬を抑えていくと、伊藤は3番手を捌いて、そのまま打鐘で仕掛けて石原を叩いていく。九州3車が先行態勢に入ると、追い上げた郡司は4番手を確保。郡司は最終2コーナーから捲りを打つと、最終3コーナーで九州ラインを捕え切り先頭に立つ。郡司はマークの成田和也を振り切り1着。2着に成田でワンツー決着。3着は九州ライン3番手の坂本健太郎が中を伸びて入線した。

1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
今回成績:特5・二1・準1
G3優勝:22回(25年1月松阪

勝負にいくか、 叩きにいくか、悩みましたが、1回見送って、行けるところからいきました。(伊藤)颯馬が飛びついて、1回落ち着くタイミングが来ると思って、仕掛ける態勢を整えていましたが、先に仕掛けたので、それについていって、あとは緩んだところで。展開が良かったし、脚を使わずに、最終HSで4番手を取り切れたし、これも昨日長い距離を踏んだから、楽に行けたのかなと。自力の番組の時は、しっかり力を出すように。前回(松阪)は番手で優勝させてもらったので、こういう時に結果を出さないといけないと感じているし、1着が取れて良かったです。
(決勝は)神奈川が3車いるので、先頭になります。自力で、できることをします。

2着/成田和也(S1・福島88期)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:5回(23年6月久留米

(郡司の)踏み出しに注意しながら走っていました。雨で前が確認できなかったのですが、打鐘で踏んでいったので、そのまま行くのかと思ったら、中団で。そこから仕掛けていったので、捲りは力強かったです。何とか追走できましたが、2センターからの踏み直しがさすがでした。(感触は)悪くないと思います。
今日は郡司君に付いたので悩みますが。(決勝は)田中君に。地区は違いますが、自力選手なので、連携して頑張ります。

3着/坂本健太郎(S1・福岡86期)
今回成績:一5・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:15回目(24年8月松山以来)

郡司(浩平)がイン切りしてくると思って、とりあえず郡司を突っ張る。でも、先行の作戦はあまりなかったんですけどね。(最後は)雨だし、突っ込もうと。昨日よりも、今日の方がキツくて、あまり余裕が無かったです。12月から若干上向きな感じはあって、今回も番組は連日3番手ですが、それも凌げているのはいいですね。
(決勝は)初手は枠がいい四国につきます。

◆12Rレース結果

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【最終日12R=S級決勝】 1/犬伏湧也(S1・徳島119期)
2/郡司浩平(SS・神奈川99期)
3/成田和也(S1・福島88期)
4/坂本健太郎(S1・福岡86期)
5/福田知也(S1・神奈川88期)
6/田中大我(S2・奈良115期)
7/香川雄介(S1・香川76期)
8/島川将貴(S1・徳島109期)
9/松谷秀幸(S1・神奈川96期)

並び想定は
1犬伏-8島川-7香川-4坂本
2郡司-9松谷-5福田
6田中-3成田

決勝は犬伏の後位に同県の島川、さらに香川が3番手を固める四国連携に「初手は四国」として坂本が4番手で続く。
郡司を先頭に、松谷、福田が固める神奈川3車ライン。
田中には成田がマークして即席の初連携で、3分戦となった。

S班の郡司は初日から力強い自力戦で、二次予選、準決勝を連勝突破。決勝も好機を逃さずに仕掛けて、前回の松阪記念に続いて、G3連続優勝の期待が高まる。
坂本が初手4番手で、4車連携のアドバンテージを生かしたいのは犬伏で、ここも積極果敢に仕掛けてライン上位独占に持ち込むか。番手絶好の展開なら島川のG3初優勝や、香川も3番手から虎視眈々と地元Vを狙ってこよう。
注目の決勝は第12レース、16時20分発走予定。

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高松競輪レポートプレイバック】
2024年2月高松記念G3
優勝:浅井康太
2022年12月高松記念G3
優勝:佐々木悠葵
2022年1月高松記念G3
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2021年2月高松記念G3
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2020年2月高松記念G3
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2019年2月高松記念G3
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2018年2月高松記念G3
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2017年3月ウィナーズカップG2
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(P-Navi編集部)

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