2025/08/02(土) 22:10 0 0
小川丈太が単騎で強烈捲りを決め、復調のきっかけにしたい白星を挙げた。今年の2、3月はFI戦で3節連続決勝進出を果たすなど快調だったがヘルニアを発症。2か月以上戦列から離れ、復帰後も苦しい戦いが続いた。前節の熊本FIは7、7、6着。105点近くまで上がった競走得点も現在は93点にまで落ち込んでしまった。
今回は「フレームを以前、2回くらい乗ったものに戻して」の参戦。初日は6着に終わったが、2日目は別線の踏み合いがあったにせよ、最後方から目の覚めるようなスピードで捲り、2着に6車身差をつける圧勝劇だった。
「良かったです。自転車を替えてこっちの方がいいですね。(2節前の)静岡の1着と比べても、はるかにいい。前回までは犬伏(湧也)の自転車で、良かった頃は凄く良かったけど、自分の体の状態が変わってしまったら、むしろ悪いくらいの感じになってしまった。腰はケアをしながら、今のところは大丈夫。この1着をきっかけにしたい」
父はGII3度のVがある圭二で、三兄弟レーサーの長男。次男の三士郎は富山記念で準決勝まで進出。三男の将二郎も来期からのS級昇格を確実にしており「(兄弟で)自分だけA級にならないように頑張ります」と自嘲気味に語る。
「まずは点数を上げないと、どんどん悪循環になってしまう。頑張ります」
現状に合ったフレームが見つかり、反撃態勢が整った。少しでも点数回復させるべく、最終日も奮闘を見せる。(netkeirin特派員)