2024/02/20(火) 19:04
能登半島地震復興支援競輪
開設73周年記念「玉藻杯争覇戦」G3(最終日)
高松記念G3が2月17日から4日間の日程で開催され、本日最終日を迎えた。
初日からシリーズをけん引したのは、松浦悠士。グランプリ覇者として、その優位性をいかしたライン競走で、ただひとり3連勝で優出。同じくS級S班の佐藤慎太郎も1着こそ無いが、ゴール前の強襲が戻り存在感を際立たせた。また、一時期の不振から脱しつつある町田太我や菊池岳仁、一発の勝負強さが光る浅井康太など9選手が決勝進出を決めた。
注目の決勝は、最終BS前に町田太我の番手から松浦悠士が捲り抜け出すも、浅井康太がゴール前でわずかにかわして1着でゴール。昨年11月の四日市以来、通算34回目のG3優勝を飾った。
※3日目準決勝レポートはこちら
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【最終日12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
3/井上昌己(S1・長崎86期)
4/菊池岳仁(S1・長野117期)
5/町田太我(S1・広島117期)
6/東龍之介(S1・神奈川96期)
7/香川雄介(S1・香川76期)
8/福島武士(S1・香川96期)
9/浅井康太(S1・三重90期)
【レース展開】
誘導以下、4菊池-(2佐藤・6東)、9浅井-3井上、5町田-1松浦-7香川-8福島で周回。赤板で町田が仕掛けると、前受けの菊池も踏んでいく。菊池の後位は競りが続き、町田が2番手に入る形で打鐘を通過。最終HSで町田が再度仕掛けて、菊池をかわして主導権取りに出ると、番手は松浦が続くが、東の追い上げもあり、3番手の香川は連携が崩れてしまう。最終1センター付近から浅井が捲りを打ち、逃げる広島両者に迫る。最終BS前に松浦は番手捲りで抜け出しを図るが、松浦の後位で浅井が続く。押し切りを図る松浦だったが、ゴール前で浅井がとらえて1着ゴール。2着に松浦、3着に浅井マークの井上が入線した。
【最終日12R=高松競輪G3決勝】
2車単9-1 1,630円(4番人気)
3連単9-1-3 5,210円(11番人気)
決まり手:差し-捲り
優勝/浅井康太(S1・三重90期)
今回戦績:特7・二3・準1・決1
次走出場予定:四日市F1(3日9~11日)
恵まれました。たぶん町田(太我)は中団から組み立てるのかなと思ったのですが、意思疎通ができていなかったのか、松浦(悠士)君が引いた。菊池(岳仁)君がやる気だったし、すごく行きっぷりのいい選手だと感じました。
赤板過ぎは、町田が(菊池の番手に)はまった感じで厳しい展開になったのですが、それ以上に余裕があったので、(佐藤)慎太郎さんと東(龍之介)君の動きを見ながらでした。(打鐘過ぎに)東君が追い上げていったので、それに乗りながら余裕を持って、捲りに行きました。
(最終BSでは)東君に当たり止められましたが、そうでなければ捲り切っていた感触があったし、松浦君が思いっきり踏み込んでも、もがき合えた感触もありました。ワンツーを決められる位置から仕掛けられたことが結果につながったと思いますし、東君のけん制を受けてから、立て直しがしっかりできたので、気持ちも体、脚にも余裕があったと感じられた決勝でした。
前回のG1(全日本選抜競輪)から各地区の先行選手に付かせてもらうなど、いろいろと経験できる開催が続きましたし、やはり競輪は「気持ち」だと感じました。本当は、今開催の追加を受けるか迷ったのですが、極限の状態まで気持ちを込めて走ることを考える状態になれたのが、初日から修正も考えることにつながったのかなと思います。
松浦君、清水(裕友)君、犬伏(湧也)君、慎太郎さんにしても、気持ちが入っている選手は強い。そこに負けないように、今後も、気持ちを切らさずにやっていきたいと思います。それと、まだ少し自信がないところがあるので、自信を付けていくのも大事だと思っています。
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\高松G3(最終日)注目選手ピックアップ/
【最終日7R=S級特選】
「2連勝で締めくくるが」
1着/石原颯(S1・香川117期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
弱気なレースでしたね。テクニック不足で、反省点ばかりですが、最終日も(ファンの前に行けて)よかったです。2日目は積極的に行ったことからすると、今日は消極的だった感があります。地元で勝ちたかったですね。地元は緊張します。次、頑張ります。(P-Navi編集部)