2024/11/03(日) 20:20 0 5
2024年11月3日 防府競輪
大阪・関西万博協賛
開設75周年記念「周防国府杯争奪戦」G3 (3日目)
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【防府競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
菅田壱道が河端朋之を抑え、赤板で吉田拓矢が踏んで先頭に立つと、山口拳矢が一気にスパートして主導権取り。連携崩れて、離れた2番手に吉田が入る。逃げる山口だったが、直線で吉田がとらえ、吉田の番手から武藤が差し切り1着。2着吉田で関東ワンツー。直線外伸びた菅田壱道が3着に入線。
1着/武藤龍生(S1・埼玉98期)
今回成績:特5・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:10回目(24年9月向日町以来)
(山口拳矢が)けっこういいカマシだったので、(吉田)拓矢もキツいと思うのですが、あれを捕えられるので、拓矢のいいところが出たなと思います。(状態は)昨日までピリッとしなかったので、今日セッティングを調整しました。だいぶ余裕を持って周れていたので、状態が上がった感じがあります。(吉田)拓矢と一緒に競輪祭に向けて勝負したいと思います。
決勝は、茨城勢の後ろ。3番手。
2着/吉田拓矢(S2・茨城107期)
今回成績:一2・二1・準2
G3優勝:6回(24年6月取手)
(赤板で)(山口)拳矢がすごいペースで仕掛けていったので、車間が空いてしまい、ペースで追いかけて射程に入れながらでした。(最終3コーナーから)すんなり前に出られると思ったのですが、拳矢も踏み返したのでスピードが合ってしまった。もっとキレイに出られれば中村(圭志)さんまで連れ込めたのかなと思います。決勝まで来られたので、気力で乗り切りたいです。
決勝は、自力。しっかり頑張ります。
3着/菅田壱道(S1・宮城91期)
今回成績:特4・二2・準3
G3優勝:4回(22年7月福井)
自分の伸び脚自体は抜群だと思います。(山口)拳矢君がすごく遠くに見え、その後ろに吉田(拓矢)君がハマっての形だったので、無理に追いかけず(自分の)ペースで追いかけ、(最終)3コーナーを回ってから思い切り仕掛けて一撃勝負でと思っていました。その中で、2人かわして3着に入れているので、状態はいいと思います。記念の決勝は、次の競輪祭につながるよう、出し惜しみのないレースを心がけて挑みたいと思います。
決勝は、単騎。
※10Rレース結果
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【防府競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
深谷知広を突っ張って、取鳥雄吾が先手を譲らず、6番手に引いた深谷の後位は競りが続く。取鳥がペースを上げて先行し、番手の松本貴治は車間をあけて、後続を警戒する。最終HSから深谷が捲りに出ると、松本はけん制しつつ、合わせて番手から捲りで抜け出す。松本、深谷の争いは、内の松本が制して1着。2着に5番手から伸びた単騎の杉森輝大、3着は松本マークの小岩大介が入線した。
1着/松本貴治(S1・愛媛111期)
今回成績:特6・二3・準
G3優勝:2回(24年7月佐世保)
(取鳥)雄吾を残したかったのですが、敵が強く力不足です。(深谷知広を)止めに行って戻った時、雄吾の外側に(前輪を)差してしまい、前に踏まざるをえない感じになってしまった。技術不足です。体調もいいし、バンクとの相性もいいと思います。
決勝は、自力。精いっぱい頑張ります。
2着/杉森輝大(S1・茨城103期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:13回目(24年9月別府以来)
レースは2分戦。シンプルなレースになると思ったので、一発仕掛けるつもりでいました。(最終2センターで)松本(貴治)君が深谷(知広)君をけん制する感じがあったので、それを見ながら踏んだ感じです。脚の状態はいいので、明日もしっかり走りたいと思います。
決勝は、吉田(拓矢)君の後ろ。番手。疲れも出てきているので、ケアしていい状態で臨みたいと思います。
3着/小岩大介(S1・大分90期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:7回目(19年6月四日市以来)
最後はコースがなかったので、どうしようかと思ったのですが、(最終3コーナー過ぎ)(松本)貴治が深谷(知広)をけん制した時に内が空いたので、そこを行かせてもらいました。状態は、いいと思いますが、前の自力選手が頑張ってくれるので、そのおかげで勝ち上がれています。また、体が動くようになってきているので、感覚が戻ってきていると思います。
決勝は、松本(貴治)君の後ろ。(清水)裕友の7連覇がかかっていますが、止められるように頑張ります。
※11Rレース結果
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【防府競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
大石崇晴を青野将大が突っ張るが、打鐘前から太田海也が仕掛けて、前を叩いて主導権を握る。太田にしっかりと清水裕友、桑原大志の地元勢が続く。4番手から小松崎大地も踏むが、前団は捕えきれず。太田マークの清水が差し切り1着。2着に太田、3着桑原で中国ラインの上位独占が決まった。
1着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特2・二2・準1
G3優勝:12回 (24年8月松戸)
(太田海也が)強かったです。すごいかかりで、誰も仕掛けてこられない感じがありました。しっかりワンツースリーが決まり、これ以上ないですね。(ゴールで太田海也を)抜けていないかなと思ったのですが、なんとか1着で良かったです。(自転車の進み具合は)ギリギリのところですかね。人の後ろだったので、その分、進んだ感じです。なんとか(7連覇の)チャンスをもらえたので、狙っていきたいと思います。
決勝は、太田(海也)君の後ろ。優勝を目指して精いっぱい頑張ります。
2着/太田海也(S1・岡山121期)
今回成績:特3・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(23年3月玉野以来)
レース前、取鳥雄吾さんが果敢に先行する姿を見て、僕はもっともっと長い距離を逃げないといけないと思ったのと、すごく刺激をいただきました。それと、地元の(清水)裕友さんと桑原(大志)を付けるプレッシャーの中でしたが、明日も裕友さん、桑原さんと走りたい思いで準決勝に臨みました。(赤板は)自分の(仕掛ける)距離に入っているので、早く1人になって自分の力を出し切るだけと、少しテンパっていました。(前に出てからは)道中のピッチはすごく高くはないと思うのですが、それなりに踏み上がっていく感覚があったり、3日間で一番走りやすいバンクだと感じました。勝ち上がりから、しっかりラインで決めることができましたが、決勝でいいレースができなかったら意味がないので、明日が本番だと思って気を引き締めて走りたいと思います。
決勝は、自力です。明日は逃げて、6連覇している(清水)裕友さんを振り切るつもりで走り、僕も(防府記念優勝に)名前を刻みたいと思います。
3着/桑原大志(S1・山口80期)
今回成績:一2・二2・準3
G3優勝:1回(18年9月岐阜)
(2日目のレース後、自転車を調整し)朝の指定練習、ウォーミングアップから全ていい感じにマッチしている感覚があったので、(前の2人に)付いていけるかなと思っていました。余裕はないのですが、外帯線を外さなければ誰も突っ込んでこられないくらい太田(海也)君のスピード域が高かったので、多分(3着は)大丈夫かなと。(2年前は)2年後の(記念)決勝進出がリアルに見えていない状況だったのですが、コツコツとやってきたのと、3日間、打鐘から一本棒のレースで恵まれた地元記念になっているなと、嬉しく思っています。
決勝は、清水(裕友)君の後ろ。中国ラインの3番手。来年の競輪祭の権利を取りに行きます。
※12Rレース結果
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【最終日12R=S級決勝】
1/清水裕友(SS・山口105期)
2/菅田壱道(S1・宮城91期)
3/武藤龍生(S1・埼玉98期)
4/桑原大志(S1・山口80期)
5/松本貴治(S1・愛媛111期)
6/小岩大介(S1・大分90期)
7/吉田拓矢(S2・茨城107期)
8/杉森輝大(S1・茨城103期)
9/太田海也(S1・岡山121期)
並び想定は、
9太田-1清水-4桑原
7吉田-8杉森-3武藤
5松本-6小岩
2菅田(単騎)
決勝は、太田海也の番手には初日特選、準決勝と同様に清水裕友が付き、その後ろに桑原大志が続く中国の3車ライン。
吉田拓矢には、同県の杉森輝大が付き、その後ろを武藤龍生が固める関東3車ライン。
松本貴治の後ろには、小岩大介が付く愛媛、大分の2人。
菅田壱道は単騎の競走となった。
連日先行で力を発揮する太田海也が、決勝も主導権を握ってきそうだ。そうなると清水裕友に地元記念7連覇のチャンスが訪れるか。
一方で、巧みな位置取りでレース撹乱する吉田拓矢がラインを生かす競走を仕掛けてくる可能性もあり、動向は注目だろう。また、松本貴治や動きのいい菅田壱道も一発あるだけに気になるところで、レース展開も一筋縄ではいかなそうだ。
多くは次走が競輪祭なだけに、弾みを付けられるか。今年10月にリニューアルオープンしたばかりの防府で繰り広げられる一戦に注目です。
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【防府競輪の開催レポート・プレイバック】
2023年11月防府記念in玉野
優勝:清水裕友
2022年11月防府記念G3
優勝:清水裕友
2021年11月防府記念G3
優勝:清水裕友
2020年11月防府記念G3
優勝:清水裕友
2019年11月防府記念G3
優勝:清水裕友
2018年11月防府記念G3
優勝:清水裕友
2017年11月防府記念G3
優勝:和田真久留
(P-Navi編集部)