2019/11/04(月) 19:45
防府G3(最終日)周防国府杯争奪戦
【12R=S級決勝】
1/三谷竜生(SS・奈良101期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/郡司浩平(S1・神奈川99期)
4/内藤秀久(S1・神奈川89期)
5/山田英明(S1・佐賀89期)
6/佐藤友和(S1・岩手88期)
7/渡部哲男(S1・愛媛84期)
8/原田研太朗(S1・徳島98期)
9/吉澤純平(S1・茨城101期)
号砲で渡部が飛び出し、3車ラインが前受けの正攻法。
287・1・34・6・5・9、単騎が4人の細切れ戦でレースは進む。
青板突入を合図に、最後方の吉澤が前へ踏み、8番手にいた山田もその動きに乗った。
ゆっくり吉澤が清水を押さえ、主導権を握りにいく。
だが、赤板周回に入るところで郡司が内藤を引き連れての力勝負。
郡司ー内藤ラインの後ろには佐藤が続き、3番手の位置を吉澤と取り合う。
郡司が後方を警戒しながらのスローペースで打鐘。
ここで9番手の位置から三谷が一気にカマシていく。
三谷が後続を大きく引き離して、残り1周回。
7番手からは地元記念連覇を狙う清水も捲りを放っていく。
三谷を追う郡司の牽制を受け、清水はなかなか乗り越えられない。
しかし、清水は粘って、最終HS手前で郡司を乗り越えた。
あとは7〜8車身、先をいく三谷を猛追。
ジリジリと、清水は三谷との差を詰める。
清水マークの原田も大外から伸び、最後の直線で3車のデッドヒート。
ゴール線手前で清水と原田が三谷をかわす。
清水と原田、どちらも目一杯にハンドルを投げた。
清水は原田に差されたと思い、原田の左腕を掴み、健闘を讃える。
であったが、1/8車輪の僅差で清水が先にゴール線に到達。
これにより清水が地元記念連覇、通算3回目のG3制覇が決まる。
2着に原田、3着は先行した三谷が残った。
優勝/清水裕友(SS・山口105期)
三谷さんのカマシは頭にはありました。
最後は原田さんに差されたって、思いましたね。
三谷さんに追いつけるかどうかも半信半疑だったので。
でも、力を出し惜しむことはなかったので、2着でも仕方がないなと。
それで原田さんの手を上げたんですけど、確定板が出たら自分が優勝でした。
郡司さんのブロックを貰わなければ、スコーンと、捲れていたとは思います。
赤パン(S級S班)になって、地元で走れるのは年に1回の記念しかないんで、結果だけを追い求めてきた。
それで気合で乗り越えることができた、心は折れなかった、地元のファンのみなさんの大声援のおかげです。
今年はタイトルを獲るという目標がある、残りは競輪祭ですけど、休んでいる暇はない。
地元記念連覇で弾みをつけて、競輪祭に臨みたい。
清水は昨年に引き続き、バンク内にある防火水槽へ落とされるという"手荒い祝福”を受けた。
【6R=S級企画レース・ブロックセブン】
1/池田憲昭(S1・香川90期)
2/吉田昌司(S2・茨城111期)
3/舘泰守(S2・愛知80期)
4/酒井拳蔵(S2・大阪109期)
5/永澤剛(S1・青森91期)
6/須藤誠(S2・千葉92期)
7/北津留翼(S1・福岡90期)
池田が内枠を活かして前を取り、同期の北津留を迎え入れた。
71・43・256の三分戦となる。
誰も動かず、初手のままの一本棒で青板BSを通過。
第2センターを過ぎ、後方の吉田が前へ出たことでレースが大きく動く。
酒井も前へ出るが、ひとまずは吉田を前に出し、中団をキープ。
256・43・71の並びで打鐘、このタイミングで車間を切っていた北津留が一気に踏み込む。
すぐさま北津留は前団5車を飲み込み、主導権を奪う。
北津留ー池田ラインが完全に出切って、残すは1周回。
しかし、酒井も少しずつ車間を詰め、最終BSでは池田の外を並走する形に。
その後、酒井は池田を乗り越えたが、池田も内で激しく抵抗。
最後の直線、酒井の番手・永澤が外から突っ込んでいくが、北津留が押し切って1着。
2着に永澤、3着は酒井との競り合いに勝った池田。
北津留は昨年の防府G3ブロックセブンでも1着だったので、2年連続で制したことになる。
1着/北津留翼(S1・福岡90期)
作戦と言うか、ホームが向かい風だったので緩むんじゃないかなって。
そこで全開でいけるように仕掛けることができました。
2年連続の1着は同期の池田さんもついてくれたおかげ。
昔から色々と面倒を見ていただいています(笑)。
また、池田さんとラインを組んで走ってみたい。
333mバンクはあまり得意じゃないんですけどね。
防府バンクは相性が良いんですかね。
(P-Navi編集部)