2021/11/03(水) 19:57
防府記念G3(最終日)
防府競輪開設72周年記念「周防国府杯争奪戦」
防府天満宮に近接し街を眼下に臨む高台にあり、秋の気配を抱く山に囲まれた防府競輪場。10月31日より開幕した防府競輪開設72周年記念「周防国府杯争奪戦」は、開催を締め括る決勝戦に、山口出身の山下一輝、清水裕友、宮本隼輔の3名が勝ち上がり、地元ファンの期待を背負いレースに臨んだ。当記念4連覇をかけて挑んだ清水は、阿部拓真を捲る宮本の番手からゴール前鋭く伸び優勝。さらに地元ワンツースリーで上位独占となり、場内は地元ファンの大歓声に包まれるフィナーレとなった。
3日目のレポートはこちら
【最終日・11R=S級決勝】
1/清水裕友(SS・山口105期)
2/小原太樹(S1・神奈川95期)
3/諸橋愛(S1・新潟79期)
4/山下一輝(S2・山口96期)
5/和田圭(S1・宮城92期)
6/宮本隼輔(S1・山口113期)
7/小倉竜二(S1・徳島77期)
8/阿部拓真(S2・宮城107期)
9/柏野智典(S1・岡山88期)
【レース展開】
スタートで1清水が譲らず誘導員を追う。宮本を迎え入れて、6宮本-1清水-4山下-9柏野、2小原、3諸橋、8阿部-5和田、7小倉で周回を重ねる。青板BSから阿部が仕掛けて先頭に立つと、この動きに単騎の小原、諸橋も切り替えていく。打鐘は宮城ラインが主導権取りで、小原、諸橋、5番手に中国ラインで、小倉が9番手で通過。最終HSで中団の宮本が仕掛けると、スピードよく前団に迫る。阿部の番手から和田も前に踏むが、最終BSで宮本が先頭に立ち、清水、山下が続いていく。ゴール前は山口勢3者の争いとなり、番手から清水が差し脚を伸ばして優勝ゴール。地元記念4連覇を達成した。2着に宮本、3着に山下で、地元勢の上位独占となった。
【防府競輪G3・S級決勝結果】
2車単1-6 610円(2番人気)
3連単1-6-4 1,480円(3番人気)
決まり手:差し-捲り
優勝/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績/特2着・二1着・準1着・決1着
次走出場予定/競輪祭G1(11月18日~23日)
すごく嬉しいですね。隼輔と後ろを固めてくれた山下さん、柏野さんのおかげで有利に運べたと思います。作戦は前を取って、あとは隼輔の行けるところからという感じ。すんなりとはいかないと思っていましたが、隼輔の仕上がりもよかったので、絶対行ってくれると思ってついていきました。強かったです。前もかかっていたので、よくあそこで仕掛けて出切ったなという感じでした。
今まで現行の記念になってから4連覇した人がいない。地元ですし、決めてやろうと思っていました。1回目に優勝した時には4連覇するなんて思っていなかったですけど、毎年不思議な感じで優勝しています。競輪界で誰もやったことがなかったので、競輪史に名を残せたなという気持ちです。
本当に、地元でみんなで走れて、結果を残せたことが嬉しいです。次はまず競輪祭。これからもタイトルを狙ってしっかり頑張りたいと思います。
2着/宮本隼輔(S1・山口113期)
(和田圭が)番手発進で、裕友は大丈夫と思ったけど、山下さんは乗り越えられればなという感じでした。一番良い形でよかったです。これからは沈みを少なくしていければなとは思います。
3着/山下一輝(S2・山口96期)
緊張しながら楽しめました。清水の優勝の時に一緒に乗れてよかったです。嬉しいですね。(P-Navi編集部)