2022/03/19 (土) 18:00 28
2月のコラムで、ケガで欠場していたことを明かした高木真備選手。3月初旬の復帰戦の感触、ウィナーズカップへの意気込み、読者のみなさまからの質問など、たくさん答えてくれました。
ーー3月7日〜9日の平塚開催は、ケガでの欠場からの復帰戦でした。努力家の真備さんは欠場中も練習されていたと思いますが、実戦とは違うものでしょうか。体は思うように動きましたか?
やはり絶好調の時をイメージして走ってしまうとその頃とギャップがあって、少し戸惑いも感じました。
練習ではある程度感じいいかなと思っていても、レースでは相手がいて駆け引きもあるし、緊張感もあるので。その辺りはレースをたくさん走って感覚を戻していくしかないなと感じました!
ーー東スポで連載中の「東京マキビスポーツ」内で、保護犬・保護猫の支援をしたいと仰っていました。支援したいと思ったきっかけを教えてください。
今飼っている犬の龍は、里親として引き取った子です。今までもハムスターやうさぎ等を飼ってきたことはありましたが、犬を飼うのは初めてだったので、自然と犬に関する情報を目にする機会が増えていきました。その中で犬や猫の殺処分のことを知りました。育てられなくなった犬や猫を手放す人や、子犬や子猫をたくさん産ませた後、歳を取ったら捨てる悪質なブリーダーがいます。こんな現実があることに疑問を感じ、どうにか救うことはできないのかと思っていましたが、私自身競輪のことで精一杯でなかなか行動に移せずにいました。
でも、私の中で競輪の目標を1つ達成した今ならこの支援に携わることができるんじゃないかなと思い、このタイミングで取り組んでみることに決めました。
今までは競輪にすべての時間を使えていたのを、今度は両立して2つのことをやらなくてはいけません。それは私にとって初めてのことで上手く両立できるようになるまでに少し時間がかかると思います。難しいところもたくさんあると思いますが、それでも頑張ってみたいと思っているので、温かく見守って頂けたら嬉しいです。
具体的にどんな取り組みをはじめたのかはもう少し形になったら改めてお話できたらいいなと思っていますが、色々動き始めています! まずは1匹でも多くの犬猫に幸せになってもらえるように頑張ります!
ーー最後に、ウィナーズカップへの意気込みをお願いします。
500バンクでのコレクションは初めて参加するのでどんなレース展開になるのか想像できませんが(笑)、今の自分にできることの中でしっかり作戦立てて頑張るつもりでいます! 応援よろしくお願いします!
Q.最終周センター付近で好きなポジション・得意なポジションはありますか?
その時その時のメンバーにもよりますが、最終周ではやはり1車でも前にいた方が有利だなとは思います!
Q.先行で走っているときと、2番手以降で走っているときでは、どんなことを考えているんでしょうか? ポジションによって、心境は変わったりしますか?
先行の時にはゴールまでもたせることができるように計算するのと、相手の仕掛けをみてどこでペースを上げるのかを主に考えています。
2番手以降にいる時には、捲るべきなのか追い込みに回るべきなのかを前にいる選手のスピードと仕掛けをみて考えています。
どちらにしても、最後にゴールでどうやったら一番先頭にいられるのかを逆算して走っています!
カメラマン:市橋織江
Hair & Make-up:堀川 知佳
協力:たちかわ競輪場
取材・構成:netkeirin編集部 伊藤千裕
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高木真備
Takagi Makibi
ガールズケイリン106期。2014年に奈良競輪場でデビューし、玉野競輪場で初優勝する。2016年のガールズケイリンコレクションでファン投票1位を獲得して、優勝。同年末にガールズグランプリ初出場を果たす。2020年には、特別競輪ガールズケイリンフェスティバル(いわき平)で完全優勝し、同年のガールズケイリンコレクション(伊東)も優勝した。