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【競輪予想】リベンジマッチに燃える児玉碧衣! 受けて立つ新女王高木真備! 成長著しい佐藤水菜/ガルコレ2022宇都宮ステージ

アプリ限定 2022/03/15 (火) 12:00 10

宇都宮競輪場で18日から開催される『ウィナーズカップ(GII)』。その最終日21日に行われるのがガールズケイリンのビッグレース『ガールズケイリンコレクション2022 宇都宮ステージ』。 同レース出場選手の近況やレースの展望をデイリースポーツの松本直記者がお届けします!

ワールドクラスの脚力! 成長著しい佐藤水菜にも注目が集まる(撮影:島尻譲)

2021年賞金女王・高木真備が挑む今年最初のコレクションへ

 2022年のガールズケイリンビッグレース第1弾「ガールズケイリンコレクション2022宇都宮ステージ」がいよいよスタート。2021年7月〜12月の平均競走得点上位7人により争われる。ガールズケイリンコレクションが500バンクで行われるのは初めてのこととなる。

 昨年末に静岡競輪場で行われたガールズグランプリ2021で高木真備は最終2角3番手からまくり一撃で1着。2016年の初出場から5回目の挑戦にして悲願の初優勝を達成した。ガールズケイリン選手を目指したときから目標にしてきた“グランプリ制覇”。

ガールズグランプリでまくり一撃!(撮影:島尻譲)

 やり切った感が出てしまったか、1月初戦の取手は決勝でよもやの2着。2場所目の宇都宮コレクショントライアルでも決勝3着とピリッとしなかった。昨年末の激戦の影響も甚大だったのか、腰痛と左膝裏の肉離れを発症したため2月は休養に充てた。3場所欠場で心身をリフレッシュさせた後、3月平塚から戦線復帰。予選2走は最終ホーム、バックを先頭で通過する積極的な逃げを打ち1、1着で勝ち上がり。決勝では吉村早耶香と加藤恵の先行争いをまくるも、ぴったり追走された藤田まりあに差されて2着。完全優勝で勢いに乗って宇都宮…とは行かなかったが、しっかり仕掛けきった走りを見せ、不安を取り除いた状況で今年最初のビッグレースに臨める。

 宇都宮競輪場では2018年6月に初参戦で3連勝の完全優勝。2021年5月、11月も完全優勝と当地9連勝を達成していた。1月のコレクショントライアルで1、3、3着と連勝こそ止まったがバンク相性は悪くない。2020年9月伊東温泉競輪以来となる4回目のコレクション優勝を目指す。

今年最初のコレクションへ! “新女王”高木真備の2022年はここから始まる(撮影:島尻譲)

リベンジへ燃える児玉碧衣は万全の構え

 対抗格は児玉碧衣。ガールズグランプリ4連覇を阻まれた高木真備へのリベンジマッチだ。今年は1月高知から始動すると、5場所連続優勝と迫力満点の走りを見せている。直前に行われた松阪での6個レース制、準決付きのトーナメントも完全優勝と波に乗っている。あえて不安を挙げるとするならば宇都宮が久しぶりの参戦となること、直前の高松を欠場していることだが、前回の宇都宮参戦時(16年1月)は3連勝の完全優勝と結果は出している。高松欠場もコレクションを万全の体調で臨むための調整だと思えば心配は無用。500バンクの仕掛けるポイントを逃さず踏み上げれば、圧倒的なスピードで押し切れる。コレクション5回目の優勝へ準備は万全だ。

“女王”児玉碧衣はリベンジに燃えている(撮影:島尻譲)

成長著しい佐藤水菜

 成長著しい佐藤水菜も見逃せない。2020年夏からナショナルチームに参加。2021年10月にフランスで行われた世界選手権・ケイリンで銀メダルを獲得した。日本人女子として世界選手権の短距離種目で初めてメダルを獲得した。国内のガールズケイリンでも2021年7月の平塚から19連勝中。宇都宮は2021年9月に初参戦。ナショナルチームの梅川風子や尾崎睦を相手に優勝しているように不安はない。ガールズケイリンと自転車競技の二刀流で結果を残していくつもりだ。

その脚はワールドクラス! 成長著しい佐藤水菜のパフォーマンスに注目が集まる(撮影:島尻譲)

小林優香が豪快なパワーをみせつけるか

 2年ぶりに出場した昨年末のガールズグランプリで先行勝負をみせた小林優香。結果こそ5着だったが、“小林優香健在”を存分にアピールした。今年も引き続きナショナルチームの活動が中心となっているため、ガールズケイリン参加の機会は少ないが、1月小倉、2月西武園と連続優勝中で、調子は問題ない。宇都宮競輪場は初出走、500バンクは15年12月熊本以来の出走となるが、そこは小林らしい豪快なパワーを発揮できれば問題ない。ガールズケイリンコレクション最多となる7回目の優勝も十分狙える。

その豪快なパワーは国内屈指! “小林優香健在”をここにアピールしたい(撮影:島尻譲)

尾方真生 梅川風子 石井寛子 何れ劣らぬ実力者も虎視眈々

 コレクション初参戦となるのは尾方真生。宇都宮も初登場と初めてづくしだ。デビュー2年目の昨年は7月のフェスティバルで決勝進出。獲得賞金5位でグランプリ初出場も決めたガールズケイリンの新鋭レーサー。積極的な先行勝負が持ち味で、自分のペースに持ち込んでいけば強じんな粘り脚を発揮してコレクション初出場初優勝もありそうだ。

 梅川風子も見逃せない。梅川も佐藤と同様に2020年の夏からナショナルチームに参加して進化を続けている。昨年こそグランプリ出場は逃したが、2018年から2020年まで3年連続出場しているように、実績上位の存在。今年は1月いわき平、2月平塚と2場所しか走っていないだけに調子の判断は難しいが、持ち味の重厚感あるまくりが決まれば、2020年8月以来2回目のコレクション制覇も見えてくる。

左から尾方真生・りんりん・梅川風子(撮影:島尻譲)

 ガールズケイリンの歴史を作り続けている石井寛子。昨年はキャリアハイの戦歴を残した。苦手にしていたガールズケイリンフェスティバルで優勝。年末のグランプリは7着に終わったが、今年に入って心機一転。15走して、1着は14回。優勝3回。相変わらずの安定感を発揮している。10年連続ガールズグランプリ出場へ向けて、高額賞金のコレクション制覇は外せないところ。バンク相性いい宇都宮で2019年8月以来5回目のコレクション優勝を目指す。

宇都宮は相性バツグン! レース巧者石井寛子の走りには目が離せない(撮影:島尻譲)

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松本直

千葉県出身。2008年日刊プロスポーツ新聞社に入社。競輪専門紙「赤競」の記者となり、主に京王閣開催を担当。2014年からデイリースポーツへ。現在は関東、南関東を主戦場に現場を徹底取材し、選手の魅力とともに競輪の面白さを発信し続けている。

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