2021/01/15 (金) 18:00 9
netkeirin読者の皆様ヽ(〃・ω・)ノ 新年あけましておめでとうございます!2021年も自転車競技選手・競輪選手の太田りゆをよろしくお願い致します。
早速ですが、昨年末の立川競輪の振り返りをしたいと思います。新年の挨拶とあわせて、優勝報告をするのが理想ではありましたが、ごめんなさい(。--。)優勝できませんでした(..)
初日、2日目のレースは1着だったので作戦については省略して、負けてしまった決勝の話をしたいと思います。“ノーメイク”というコラムタイトルにもあるように格好つけずにレースの振り返りと反省をしていきたいと思います。
逃げる石井貴子選手(東京)を追いかける形で先捲りを放った荒牧聖未選手(栃木)を捉えることができませんでした。荒牧選手を意識し、内枠を活かして自分が先捲りする作戦も頭にありましたが、連日ゴール前で迫られていたこともあり、奈良岡彩子選手(青森)や板根茜弥選手(東京)にマークされてゴール前勝負になることを考えて、後ろから攻めるレースをしましたが、みんなが強いのに加えて、自分の力を過信したミスレースだったなと思います。
決勝のレースを大事に行き過ぎて、小さいレースになってしまいました。ほんとに何回同じミスしているんだあぁぁぁ(`Д´)ノと自分に腹が立ちます! 何よりも、人気を背負って走る中で、期待に添えないレースをしてしまいました。公営競技の選手である以上、私を信じて大切なお金をかけてくれている皆様の期待を裏切ってしまった時はゴールラインから敢闘門に戻るまで顔があげられないくらいに本当にごめんなさいという気持ちになります。
よくスポーツ選手で負けて謝っている場面を見ますが、私は一生懸命頑張った結果なら他者に謝る必要は無いのではないかと思うことがあります。ただ、私がやっているガールズケイリン(競輪)はお金をかけてもらっていることで、ただのスポーツではなく、ギャンブルになります。
一生懸命に本気でやった結果であってもお客様に負けてしまってごめんなさいと思うし、謝りたくなります。これが公営競技のプロスポーツ選手としての宿命なのだとひしひしと感じています。こういうときに、自転車競技とガールズケイリン(公営競技)の違いを感じています。
まぁ(∗•ω•∗)現役選手である以上、いつまでもクヨクヨもしていられません。次のレースや先々のレースに向けて切り替えて、何が足りないのか、そのために何をしていくのかをかんがえて前進して行かなければなりません。結果でしか晴らせない!
ナショナルチームのコーチにはよく、「continue」(続けて)と言葉をかけられます。そのまま頑張り続けて、という意味です。シンプルな言葉ですが、私はすごく背中を押されています。やってきたことは間違いではないし力も付いていると言われている気がするからです。良くなかったものの中には良かったものもあって、以前できなかったことができるようになっていることもあります。
とにかく諦めないで成功するまで頑張り続けることが一流選手までの道だと思います。どんなスター選手だって誰でも、簡単にそうなれたわけでは絶対にないはず。私なんてまだまだこれからだと感じられている以上、選手として頑張っていくしかありません!
そして、何よりも私を応援してくれている皆さんにたくさん嬉しい報告ができるように、絶対に強くなりたい。とにかく強くなりたい。無我夢中に頑張るそんな1年にします!
というわけで、トレーニングいってきます。また次回会いましょう♡
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太田りゆ
Ota Riyu
埼玉県上尾市出身。112期生のガールズケイリン選手。2017年7月、高松競輪場でレースデビューし、初勝利を飾る。同開催では3連勝を果たし、デビュー場所で完全優勝という快挙を成し遂げる。また日本代表・自転車競技選手としても活躍しており、2019年にはワールドカップに出場し、ケイリン種目で銀メダルを獲得。2020年11月には全日本選手権女子スプリントで優勝。国内外のハイレベルな戦いに華麗なダッシュで挑み続けている。2021年・東京五輪ではリザーブ選手として日本代表に選出、2024年・パリ五輪では正代表選手として日本代表に選出されている。趣味はメイクとファッション、パワーの源はコカ・コーラ。