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リリース記念特別連載 高木真備グラビア&インタビューvol.2

2021/01/13 (水) 18:00 1

netkeirinのリリースを記念して公開された高木真備グラビア&インタビュー「vol.2 高木真備の過去」。幼少期〜競輪学校時代の高木選手のエピソードを、ルームウェア姿の写真とともにお送りします。

ーー高木選手は小さい頃から体を動かすのが好きだったのですか?

高木 外で遊ぶのが好きな子供でした。でも、中学から高校までハンドボールに打ち込んできて、正直苦しい練習はもういいかなと思っていたんです。だから高校を卒業して大学に入学したら、スポーツに関係のない普通の暮らしがしたいなと考えていたんですよ。

ーー「厳しい練習はもういい」という気持ちとは裏腹に、競輪の道に進んだのですね。どのような心境の変化があったのですか?

高木 何か目標をもって大学に行きたいと思いながら、なかなかしたいことが見つからなくてモヤモヤしていたんです。そんな時、ガールズケイリンが復活するのを、テレビのドキュメンタリー番組を見て知ったんです。当時、一緒にテレビを見ていた両親から勧められて興味をもったのが、競輪の世界に入るきっかけでした。たまたまテレビを見ていなかったら競輪選手にはなっていなかったと思うと、何か運命的なものを感じますね。

ーーやはり、勝負の世界が性に合っていたということでしょうか?

高木 そうかもしれませんね。生まれつき負けず嫌いで、すべてにおいて負けたくないって思う気持ちが強いので。

 子供の頃、駄菓子屋さんに行ったら、必ずくじ付きのお菓子を買っていたのも勝負に勝ちたかったから。自分が食べたいものとは違うものでも、ただ「当たり」を出したくて。「今日は100円分買っていいよ」と言われたら、全部くじ付きのお菓子にして、絶対に当たりを出そうと燃えていました(笑)。そういうちょっとした勝負事にも本気になっちゃう性格は、競輪選手にも向いているのかなと思います。


ーー競輪学校は、練習はもちろん生活も大変厳しいと聞きますが、途中で投げ出したくなったことはありませんでしたか?

高木 やっぱり練習は大変。でも、競輪学校を受験する時に、「絶対にこの世界で一番になる!」と自分の中で誓っていたので、苦しい練習もがんばらなきゃと思っていました。

 あと、大変だったのは、まるで軍隊のような規律ある生活。私、笑い上戸で一度ツボに入ると止まらなくて苦労しました。点呼や行進、回れ右などをする行動訓練の場で、真剣にならなきゃと思えば思うほど、どんどん笑いが込み上げてくるんです(笑)。肩が揺れているのを見つかって、反省文を書いたこともあったんですよ。

 ただ、決められた時間内に食事やお風呂を終えなきゃいけない規律や規則を大事にする生活の中で、間に合うようにいつも小走りで行動しているような感じだったので、時間内にきびきびと行動する習慣が身についたのは大きかったですね。

ーー志を同じくする仲間の存在も大きかったのではないですか?

高木 合宿所に携帯電話を持ち込んではいけないし、テレビも見る時間が決まっているので、最初は戸惑いました。けれど、遊ぶ道具がなければ、それなりにみんなで楽しいことを見つけるようになります。同じ夢をもつ女性が集まっているので話しているだけでも楽しかったですし、鬼ごっこを全力でするのも楽しかった。よく自分たちでゲームを考えたりもしましたね。スマホのない生活って今では考えられないですけど、そんな仲間たちとの時間が新鮮でした。

ーー部活や競輪学校で生活での経験すべてが無駄にならず、今に生きているのでしょうね。

高木 そうですね。ハンドボール部でも、競輪学校でも苦しいことは多かったけれど、途中で諦めないで、やると決めたことを達成するまでやりきる思いがあれば、道が開けるのかなと実感しています。

 中学時代、ハンドボール部の顧問の先生が贈ってくれた「井戸を掘るなら水が出るまで」という言葉をプロの競輪選手となってからも大事にしているんです。なかなか勝てなくて焦っていた時期に、私が得意とする戦法「先行」を変えたいと思ったこともありました。でも、この言葉のおかげで、結果が出るまでは一度決めたなら貫こうと思えた。先行のスタイルを変えずにがんばってきたから、今の私があるのだと思っています。


netkeirinリリース特別記念記事のメイキング動画を公開しております。vol.1 メイキング動画はこちら
「vol.3 高木真備の未来」は、2021年2月10日(水)公開予定。他のメディアではあまり語られていない高木選手の新たな一面をお見せします。お楽しみに!

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