アプリ限定 2025/04/27 (日) 18:00 2
「KIERINグランプリ2024」で3連単大的中の高木真備さんが名古屋競輪場で29日から行われる「日本選手権競輪(通称“ダービー”)」についてたっぷりと語っていただきました。さらに決勝が行われる5月4日朝にはお待ちかねの買い目予想も公開いたします。
ーーいよいよ“ダービー”が行われます。優勝賞金は9400万円です
すごいですよね。賞金が上がる話は現役の時から選手の間でよく話題に出ていて、モチベーションが高まっていましたよね。なにより「競輪」という職業が魅力的な世界に見えます。KEIRINグランプリが1億超で、今回(“ダービー”)が1億に近い金額ということで、年に2回も高額賞金獲得のチャンスがある職業はなかなかないですから。
ーーその高額賞金獲得チャンスのある今回の“ダービー”は名古屋で行われます。名古屋はどんなバンクですか?
一般的にも高速バンクと言われていて、とにかくタイムが出るバンクです。名古屋記念(金鯱賞争奪戦グランパスカップ)はまだ寒い時期に行われていましたが、ダービーは暖かい時期に行われますので、さらに速い時計の決着になるのではないでしょうか。風に関しても吹く時は吹くと思うんですけど、逆にそれが追い風になることもあります。
最近では武雄で寺崎浩平選手が、川崎で脇本雄太選手が記録を更新したように、バンクレコードが増えているじゃないですか? それこそ武雄、川崎よりも名古屋の方がタイムが出るバンクだと思いますので、その辺りも楽しみな注目ポイントだと思っています。
ーー高木さんも現役時代名古屋で何度も走られていましたよね。
ガールズケイリンのバンクレコードは非公式扱いにはなるのですが、「11秒3」という400走路でのガールズ日本記録タイムを出したことがありました!
たしか(児玉)碧衣ちゃんもどこかで出していたタイムだと思いますけど、場所が名古屋だったので、とても走りやすかった、いいイメージを持っているバンクであったことは今でも覚えています。
ーーここまで2025年の競輪戦線をどのようにご覧になっていますか?
バンクレコードが出ている件もそうですけど、タテ脚スピードのある自力選手がどんどんレベルアップしているイメージです。去年との違いでいうと、五輪終わったばかりなので、ナショナル組の太田海也選手、中野慎詞選手たちが国内のビッグレースに出場しているところですよね。
ナショナル組が使うカーボンフレームは、踏み込めば力が伝わるような特性のあるフレームですが、競輪で使うクロモリ(鉄)フレームは、踏めばガンガン進むというわけではないという話を聞いていますので、その難しさがナショナル組にはあるのではと個人的に思います。
ーーナショナル組がダービーまでにフレームの違いに対応してきたらチャンスはありそうですね
はい、もちろんです。名古屋は400バンクでも直線が少し短めですから、ナショナル組の先行力がしっかりと先行体制に入ることができればバンク特性から残り目十分だと思っています。ただ直線が短いので仕掛けどころがうまくいかないと外に浮かされちゃうので、そこが難しい部分かとも思っています。
ーー昨年のいわき平ダービーですが、10万車券4本、平均配当2万5000円ということで、そこまで波乱ではなかったですが、今回の名古屋ダービーはズバリ、荒れますか?
そうですね。荒れるかどうかについては、レース傾向を見てから判断したいと思いますが、現時点での狙い方としては、先行押し切り、特に残れないと思われていた選手が残って高配当という展開を期待したいと思います。自力選手に注目ですね。
ーー具体的に注目している自力選手は?
茨城の吉田有希選手です。名古屋が得意で今年の名古屋記念でも3勝していたように、パワーがあって、スピードに乗ってしまいさえすれば、残ってしまう展開を演出してくれるのではないでしょうか。他にはトップスピードが素晴らしい犬伏湧也選手、寺崎浩平選手です。
寺崎選手は去年までは、近畿を先頭で引っ張ってラインを活かす競走をしていましたが、今年の豊橋、全日本選抜競輪では驚かされました。“グランプリスラム”のかかっている脇本雄太選手を連れて、どっしりとした構えたあの捲り。不発のレースになってしまうリスクもあったと思うのですが、寺崎選手自身、自分もタイトルを獲るという気持ちが強く出ていたのかなと思い、昨年とは違う変化を感じましたね。
ーーそれでは最後に注目選手を教えてください。
藤井侑吾選手です。地元地区で開催されたG1(全日本選抜競輪)では直前の怪我で欠場となってしまったのですが、今回ホームバンクでG1に出場できるチャンスが巡ってきました。気持ちも相当入ってると思いますので注目したいですね。
高木真備さんが日本選手権競輪決勝の買い目予想を公開します(5/4朝)。下記リンクより☆ボタンを押しお気に入り登録をされてお待ちください。どうぞお楽しみに!
netkeirin取材スタッフ
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