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すっぴんガールズに恋しました!

【ガールズドリームレース予想】人気・実力・勢い…夢の主役は誰だ!? ナショナル組も参戦するこの夏だけの大決戦

アプリ限定 2021/08/10 (火) 18:00 13

ファン投票結果1位〜7位の選手が走る真夏の大決戦『ガールズドリームレース』が8月12日に開催となります。投票してくれたファンへの感謝を胸に、選手たちは“期待に応えたい”という想いで走るでしょう。夢の舞台に選ばれし7人のガールズはどんなドラマを観せてくれるのか…! レースの見どころや出場選手の近況をデイリースポーツの松本直記者に届けてもらいました!

絶賛進化中の高木真備が今シリーズの主役か

高木真備

 今年の中心はファン投票2位の高木真備になりそうだ。高木は今年4月にあっせんしない処置を受けたが、1カ月の欠場期間を練習・休養と有効に使ったことで、パワー&スピードが格段にアップした様子。5月弥彦の復帰戦から9場所を走り優勝8回、27走して26勝と他を圧倒する数字を叩き出している。7月函館ガールズケイリンフェスティバル決勝以外は負けなしの状況だ。状態は高いレベルで安定していると言えるだろう。

 高木の強みは先行、まくりの自力だけではなく、位置取りからの差し勝負もできる所だ。いわき平は2017年8月にガールズドリームレース、2020年7月にガールズケイリンフェスティバルを優勝とビッグレースでの相性がいいバンク。年末のガールズグランプリ出場を確実なものにするためにも、優勝賞金325万円(副賞含む)は喉から手が出るくらい欲しいはず。

「このままではダメ」奮起する児玉碧衣

児玉碧衣

 児玉碧衣は5年連続ファン投票1位でガールズドリームレースに参戦している。だが、今年は順調とは言えないコンディションだ。5月立川終了後に腰、首の痛みが出てしまい、1カ月間の戦線離脱を余儀なくされた。復帰戦となった6月向日町は3連勝の完全優勝を決めるも、7月のガールズケイリンフェスティバルでは7・2・4着とデビュー後初となる『予選敗退』。シリーズを未勝利で終わるという悔しい結果となってしまった。しかし気持ちを切り替えて臨んだ静岡は追加で完全優勝。悪い流れを自分で断ち切り、本来のリズムを回復させてきた。

「ガールズケイリンのレベルが上がっている。このままではダメ」と自身の立ち位置をしっかり見直して、さらなるレベルアップを目指している。短期間で大幅な気配上昇はないだろうが、ポテンシャルの違いで押し切る可能性は十分だ。いわき平は2018年8月に悲願のコレクション初制覇を達成した思い出の場所。自信回復の一撃を決めてガールズケイリンの中心に返り咲くつもりだ。

石井寛子は5回目のコレクション制覇となるか

石井寛子

 ファン投票3位の石井寛子は充実している。今年はここまで優勝16回。自己ベスト更新のペースで優勝を積み重ねている。また1着回数も50回とトップを独走中。3月宇都宮の初日から5月川崎2日目まで『24連勝』を達成と乗りに乗っている。

 石井寛子の強みは『競輪力』。レースを組み立てる読みは相手が強いときほど重要になる。7月のガールズケイリンフェスティバル決勝も脚を使って佐藤水菜-小林莉子の後ろへスイッチし、3番手から外を伸びて快勝した。切り替える判断、ゴール前の差し脚はガールズケイリンの頂点を極めている。レースのうまさを発揮して、2年ぶり5回目のコレクション制覇を目指す。

五輪から戻る小林優香には大暴れを期待

小林優香

 小林優香はファン投票4位で参加を決めた。今年は東京五輪出場のため、国内の競輪参加はゼロ。昨年12月武雄以来のガールズケイリン参戦となる。1走もしていない状況でもファンから選ばれた、という事実。その意味を小林自身が感じながらレースに臨むはずだ。昨年のガールズドリームレースは後方で見せ場を作れず敗退しているだけに、今年こその気持ちは強い。東京五輪から強行日程での参戦になるが、世界を相手に戦っている脚力が爆発すれば、ガールズケイリンコレクション最多となる7回目の優勝も十分ある。

大怪我からの復帰戦となる石井貴子

石井貴子

 石井貴子は復帰戦。5月ガールズケイリンコレクションで落車し、右ろっ骨多発骨折、血気胸の診断が出た。8月1日に松戸競輪のブログで練習を再開したことを発表しただけに、今開催は復帰直後の舞台となりそうだ。どのくらい走れるかは未知数だが、これまでにコレクションは4度優勝しており、大一番には滅法強い選手。昨年のドリームレースでは児玉碧衣マークから差し切り優勝をつかみ取った。怪我を言い訳にせず、連覇へ向けてできる限りの調整をしてくるはずだ。

今年こそ…ファンも強く願っていた荒川ひかりの出場

荒川ひかり

 ファン投票6位の荒川ひかりは2年分の思いを乗せてレースに臨む。昨年はファン投票6位で選出されるも、『欠場防止策に係る規程等』に抵触したために走ることができなかった。今年こその思いは出場メンバーの誰よりも強いだろう。荒川の主戦法はマーク戦だ。ガールズドリームレースは荒川以外の6人は自力選手。荒川が誰の後ろに位置を決めていくのか注目したい。

3年後のパリ五輪を見据える太田りゆ

太田りゆ

 太田りゆも2年連続のガールズドリームレース選出。東京五輪出場を目指して、ナショナルチームで活動していたが、残念ながら出場権利を得ることはできなかった。しかし、視線はすでに3年後のパリ五輪に向いている。今年のガールズケイリン参戦は6場所目、2月奈良、3月京王閣、4月前橋と3場所連続で完全優勝をしているように、脚力はトップクラス。自信のあるダッシュ戦に持ち込めれば決して侮れない存在だ。外の7枠を克服できるかどうかが鍵になりそうだ。

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松本直

千葉県出身。2008年日刊プロスポーツ新聞社に入社。競輪専門紙「赤競」の記者となり、主に京王閣開催を担当。2014年からデイリースポーツへ。現在は関東、南関東を主戦場に現場を徹底取材し、選手の魅力とともに競輪の面白さを発信し続けている。

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