2024/08/24 (土) 08:00 4
オールスター競輪は古性優作が優勝を手にし、ファン投票1位の面目躍如。高い水準で安定感を維持していたが、GI優勝は今年初だった! 気になる賞金ランキングにも圏外だった窓場千加頼が入り、混沌としてきた! 後半戦はグランプリを掛け、白熱戦に突入するだろね。
さて、夏休みも終盤に入り、子どもたちも慌てて宿題をやってることだろう。オレも子どものころはそうだったっけ。『夏休みの友』って宿題を渡されたが、「夏休みは長い、まだ先があるだろ」って全く手をつけず、真っ黒になり遊び呆ける始末。いつも誕生日の27日からおっぱじめるのがならわしだったっけ。夏休みの研究もその日からおっぱじめるんだよ!
が、毎度決まってやるのが押し花になる。道端の雑草を引っこ抜いて新聞紙に挟み乾かすのが定番。だが、乾燥しきれず、生乾きで学校の始業式に持っていく…! すると先生の小言とゲンコツで2学期が始まるってわけだ。全く学習能力ゼロのガキだったよなー。さて、余談はこんなところで小田原記念に目を向けて行こう!
S班は慎太郎さん、脇本雄太が参戦してきた。オールスター最終日に落車の松浦悠士は欠場となっている。迎え撃つ地元勢は郡司浩平、北井佑季、和田真久留、松井宏佑らの強力布陣になっていて、しっかり連携できれば決まるはず。だが、サマーナイトと滝澤正光杯で苦汁を飲まされ、散々な目にあっているし、何らかの打開策を持って挑んで欲しいよ。
好配当演出の妄想枠からは外れる気がするが、「真面目」が服を着て歩いているような新村穣がここのところ良いね。徳川吉宗のような“質素倹約”を旨とする姿勢は今更ながら頭が下がる。新村には見習うところが多々あるが、オレにはもう真似できねー(笑)。
また、脇本雄太を師匠に持つ岸田剛が良いね。積極的な仕掛けで結果に繋げているし、上昇気配だ。小田原といえば小回りバンクだし、波乱もありで穴党ファンが喜ぶ展開も期待できる。夏休みの宿題も忘れそうだべ(笑)。
さて、初日は5Rを妄想に取り上げるとするべ! まずは並びの整理から。近畿中部の⑦岸田剛-①山口富生に⑤長井妙樹、南関⑨近藤隆司-②岡村潤に⑥高塩讓次、⑧林昌幸-③田尾駿介-④藤岡隆治の四国ラインの三分戦となっている(⑦①⑤・⑨②⑥・⑧③④)。
初手は岡村がスタートを決め、近藤が前受けから。枠なりで岸田がこの後を追う。林が岸田を封じながら押さえて先行体制を取るが、岸田の巻き返しが早く、一気に叩いて主導権を握る。マーク山口とのゴール勝負⑦=①を本線に、山口が離れ林がはまり田尾が伸びる⑦=⑧③を押さえればいいよね!
妄想期待の展開は、岸田が前受けから。枠なりで近藤がここを追う。岸田が林を突っ張り切ってしまう! だが林もあっさり後退せずもがき合う。すると番手回りの山口が恵まれるってわけだ。近藤に乗る岡村が強襲し①=②、直線も長えし、長井の切れる差し脚が炸裂の①=⑤が妄想になるべ。おっと! 近藤の一発⑨-②を応援で入れとこーね!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。