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【マキビ展望】最後のガルコレ開催地は取手!現役時代の思い出を交えて徹底考察

アプリ限定 2024/03/22 (金) 18:00 29

 こんにちは! 高木真備です。今回は最後の開催となるガールズケイリンコレクションについて私になりに解説してみたいと思います。

 今回舞台となる取手競輪場は400バンクとオーソドックスで、どんな戦法も力を発揮しやすいバンクだなと感じていました。真冬はすごく寒いんですけど、今は少しずつ暖かくなってきているので、春一番のような突風さえ吹かなければどの選手にとっても走りやすいと思います!

Photo by Kenji.Onose

 私の選手時代の取手競輪場にまつわる思い出は……優勝してお米を頂いたことがありました(笑)。ご飯大好きなのでそれがすごく嬉しかったです! あと、うさぎのキャラクターが可愛いんですよ! バンク、ジャン、ボスがメインなのですが、やまおろしやチューブなど競輪にまつわるちょっと面白い名前がついている子達もいて、ガールズのみんなで見て「可愛いね〜」って話していたのを覚えています。

 先程ガルコレが最後となる、と書きましたが、ガールズケイリンにもGIが新設されたことで、来年度からはコレクションやオールスターの1発レースがなくなると聞きました。

 私の場合、1発レースは「獲りたい!」って思いすぎて空回りしちゃうことも多々あって(笑)。普段より気持ちが強い分、いい走りができて優勝できた思い出もありますが、逆に失敗した思い出も…。

 1発レースは普通の開催とメンバーも違うし、何より雰囲気が全然違います。身体の仕上がり具合はもちろん大切ですが、精神的な部分もとても大切だなと思います。

 現役時代に私もビッグレースで一緒に走ってきた石井寛子さん、山原さくらさん、児玉碧衣ちゃんはやっぱり1発レースの舞台には慣れていると思います。毎年この時期に「コレクションがある」という生活を続けていると自然とそこに向かう意識もできていると思いますし、雰囲気にも慣れているからあまり気負わずにいつも通りの気持ちで走れるんじゃないかなと思います。

 久米詩ちゃんや柳原真緒ちゃんはビッグレースの出走回数は先輩達よりも少ないですが、柳原選手のグランプリ制覇はもちろん、久米選手は昨年のコレクション制覇やデビュー当時はフレッシュクイーンの優勝などもあって1発レースは得意そう! ここ一番で力を発揮できるんだなと思っていました。

 逆に新鋭の坂口楓華さん、吉川美穂さんにとってコレクションは、「デビューしてグランプリ目指していくためにも獲りたいタイトル」だったと思うんですよね。寛子さんたち3人に比べて1発レースの舞台に慣れてはいないかもしれないけれど、これが最後となれば「獲りたい!」という気持ちは強いんじゃないかなと…! 2人ともコレクションはまだ獲れていないけれど、普通開催ではコンスタントに勝てるようになってきて、周りにも「獲れる」と言われているだろうし、自分でもそういう気持ちが芽生えているはず。この強い気持ちを良い方向に発揮できるかがカギになると思います。

 ベテラン勢も1発レース得意勢も新鋭勢も! みんなそれぞれコレクションに対する色んな思いがあります。そんなことを考えながら、レース前のコメントを見て、みなさんに予想を楽しんでいただけたら嬉しいです!

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高木真備

Takagi Makibi

元ガールズケイリン選手(106期)。2014年に奈良競輪場でデビューし、玉野競輪場で初優勝する。2016年のガールズケイリンコレクションでファン投票1位を獲得して、優勝。同年末にガールズグランプリ初出場を果たす。2020年には、特別競輪ガールズケイリンフェスティバル(いわき平)で完全優勝し、同年のガールズケイリンコレクション(伊東)も優勝した。ガールズケイリングランプリ2021で悲願の優勝を果たし、2022年4月に引退。現在は動物保護活動をしている。

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