2024/02/17 (土) 08:00 3
2024年最初のGI全日本選抜競輪は北井佑季を上手くリードした郡司浩平の優勝で閉幕した。南関贔屓にはなるが、久しぶりに南関からタイトルホルダーが出たことは嬉しいかぎりだよ。郡司選手、優勝おめでとうございました。その全日本選抜競輪が終わり、間もなく開催の高松記念になるが、上位選手たちは調整し、仕切り直しできるのか? トップクラスの選手たちにその杞憂は無いと信じつつ…!
今節、S班は松浦悠士、慎太郎さんが参加だが、ヤマケンは欠場、残念。他の上位陣に目を向ければ犬伏湧也、北津留翼とヨシタク。それと地元で気を吐く香川雄介に愛媛の佐々木豪らが優勝争いに加わり激戦模様だね。高松は直線が長く、差し脚のある追い込み選手が突っ込み、ライン違いで高配当ってこともありか。高速バンクのイメージはあるが、この時期だと天候に左右されそうで微妙だべね。その辺りは注意したい。
さて、予選クラスからピックアップすれば121期の大川剛に山口多聞、常次勇人が逃げにこだわり結果も残せている。真鍋智寛もポテンシャルの高さを感じさせるし、S級戦に慣れてくれば好勝負を期待できる。それが今回になるかも!
また、石原颯の気配が上昇気流に乗ってきた。地元割り増しで格上相手に一波乱を呼ぶかもしれない。それと隠し球はベテラン・志智俊夫をあげておく。差し脚はまだまだ健在。このバンクならコースを見極め突っ込み、穴党ファンを喜ばせてくれるはず! シリーズ4日間、目が離せねーね。
今回の妄想先取りレース実況、狙いは7Rにしよう。いつも通り並びの整理から。南関は①大石剣士-⑤東龍之介-⑨江守昇、⑦不破将登-②志智俊夫の岐阜コンビ、四国は④真鍋智寛-③福島栄一、⑧鈴木謙太郎-⑥坂本将太郎の関東コンビの細切れ戦になる。初手は大石の前受から(①⑤⑨-⑦②-④③-⑧⑥)。
勝負どころで鈴木が押さえ、不破がその上を切り、真鍋が出る。車を下げた大石が一気に真鍋を飲み込み、東が抜け出し恵まれる。東-大石①=⑤に、不破に乗り突っ込む志智への②=⑤を本線に狙うかね。
妄想展開は不破が前受け、この後は大石が構える。鈴木が切りスローペースに持ち込んだんだとき。真鍋が大石を押さえ込みながら一気に仕掛ける。そうなると大石は7番手に置かれてしまう。
真鍋が快調に逃げ、不破のまくりに反応する鈴木。不破に乗り突き抜ける志智の頭から②-⑦③④⑧が妄想先取りレースってわけだ。ここの所、鈴木の気配が少し気になるぞ! そこで②③④⑧をボックスで保険を掛けて妄想〆にするよ。
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。