2024/02/01 (木) 08:00 8
地元の深谷知広を軸に渡邉雄太、岡村潤が脇を固め、南関勢の援軍には郡司浩平に松井宏佑がいる。深谷の走りはラインを大事にし、「行くときは躊躇なく行く」を実践している。いい例が大宮記念準決勝だったね。
深谷が静岡に移籍し薫陶を受けた若手の意識が変わってきたようにみるのはオレだけではないはず! これだけのメンバーが揃い、それぞれがしっかり連係をできれば断然地元優勢とみるのが妥当だ。
GIタイトルから南関勢の名前が聞こえてこない昨今。痺れを切らし、まだかまだかと首を長くして待ってる身の辛さよ。もう遠慮はいらねえ! 川崎記念に続き、ここも南関勢で上位独占ありきで岐阜GI・全日本選抜に弾みをつけてタイトル奪取といってもらいてえね。ちょっと南関の後輩たちに偏り過ぎたが、ご勘弁を!
さて、地元の対戦相手は好調維持の清水裕友に寺崎浩平、少しお疲れ気味だが、そつなく走る慎太郎さんあたりになる。遠征勢の連係があるなら南関勢を崩す可能性も出てくるが···。それは難しいだろうね。
妄想車券を演出してきそうな選手に地元の長田龍拳の名を挙げる! A級上りで点数は劣るが、ここにきて逃げてしぶとい。対戦相手がなめてかかる可能性があり、このラインから狙うって手はあるべ。
それと自在な攻めで気を吐く地元の仁藤秀もいいぞ。予選からだが、村田祐樹の徹底先行ぶりも見逃せまい。人気になると思うが、勝ち上がりでも侮れない存在になり、ひょっとすると大化けするかも···!
オープニングレースを妄想先取りレースで触れてみようか! いつも通り並びの整理から。①東矢圭吾-⑦山口敦也の九州、④長田龍拳-②海老根恵太の南関、東北勢は③佐々木堅次-⑨川津悠揮、近畿ラインは⑧中野雄喜-⑤高間悠平-⑥坂本匡洋となっている。
混戦模様になりスタート次第で激戦だろう。初手は枠なりと見て東矢ラインから。これに長田が続き佐々木、中野の順で行く(⇐①⑦・④②・③⑨・⑧⑤⑥)。勝負どころで中野が押さえ、佐々木がそこを切り、長田が逃げる。力で東矢が一気に巻き返して山口との直線勝負の①=⑦、海老根が切り替え②=⑦までが本線だが、①②⑦ボックスでもいいかね!
妄想展開は初手で後方を嫌い、佐々木が前受けに出たとき。ここに東矢が続き、長田がその後を追う。そうなれば中野が切り、長田は東矢を押さえ込み一気に仕掛けて主導権ってことなる。となれば海老根の後を中野が追い、最終バックは⇐④②-⑧⑤⑥-③⑨-①⑦だ。
展開は海老根に向き、中野の強襲で②=⑧。中野が強引に仕掛けて海老根のブロックに遭えば、高間の突っ込みで②-⑤、佐々木に乗る川津で②-⑨もあるな。ここは保険をかけて②⑤⑧⑨ボックスを押さえて妄想先取りの〆にするベ。
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。