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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【いわき金杯争奪戦予想】“限界は気のせい”轟かせるか! 充実の東北勢に襲い掛かる近畿最強コンビ/いわき平記念で狙うべき選手たち

2024/01/25 (木) 08:00 4

充実の地元勢、並びで困惑するかも

 慎太郎さんを軸に東北勢がいわき平競輪場へ集結してきた。新山響平と戦ったグランプリのレース直後は映像で見ても悔しさが溢れ出ていたっけ。地元戦であの悔しさを拭い去り「限界は気のせい」と威勢のいい慎太郎節が聞きてーね。

 だが、対戦相手も強力だわ。近畿ゴールデンコンビの脇本雄太に古性優作とヤマケンのS班が参戦してきた。また、これだけ充実した東北勢だと並びで困惑するかも。S級1班になった新田祐大に小松崎大地がいるし、司令塔の慎太郎さんは頭を抱え作戦を練るのでは? ある意味そこの折り合いは興味深いね〜!

逃げて結果を出せるのが119期の小池・木村

 さて、妄想車券を演出しそうな選手は…? 誰をピックアップするか迷うが何名かあげてみよう。パッと思いつくのはA級戦を逃げて結果を残してきた栃木の小池千啓が良いね。同期の堀江省吾の活躍に刺激を受けているはずだし、見せ場は心得ている。木村佑来も小池と同期で同タイプだし名前を売るチャンスと徹底先行に拘ってくれるのでは。そうなると、直線が長いバンクだし、むしろ小池と木村の後ろから狙うのがセオリーかも。

 さてもうひとり上げておくと、群馬の石川雅望が面白い。マーク追い込み型でA級戦での走り安定していた。不利な展開でも諦めずコースを取り巧みに突っ込みライン違いを演出してくれる。穴党には打ってつけなのが“ガボウ”だベ。個人的にも何回か恩恵を受けているし、そんな恩人を無視するわけにはいかね〜ベ!

初日オレが狙いたいのは7R! 高田が中団を狙ったとき…

 今回妄想先取りレースとして取り上げるのは7Rだべ! いつも通り並びから。九州勢は⑨伊藤旭-⑦井上昌己-①阪本和也、近畿勢は⑥高田修汰-②川村晃司-④山本巨樹、関東ラインは③武田亮-⑤杉本正隆-⑧石川雅望となっている(⇐⑨⑦①・⑥②④・③⑤⑧)。

 本線はどう見ても九州勢有利で仕方ないかね。スタートは伊藤で枠なりで近畿の高田ラインってことになる! 関東ラインの武田が後方から押さえ高田とのもがき合いになり伊藤がまくって井上が抜け出し⑦-⑨に、突き抜け⑦-①。武田に乗り突っ込む杉本⑦-⑤あたりまでが本線になる。

 妄想は難しいが、高田が切り、中団を狙ったときだよ! 武田の逃げで杉本にチャンスが回ってくる。杉本から武田⑤-③はもちろんだが、こんなときの石川! 番手回りの杉本が好ブロックすれば中割り強襲で突き抜けあり。ガボウの頭から手広く流し穴狙い。今回の妄想はこれで〆だべ!

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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