2023/06/02 (金) 12:00 62
大垣競輪場で「開設71周年記念 水都大垣杯(GIII)」が3〜6日の日程で開催される。競輪場の記念の開催は年度に1回なので、3月初旬と2023年においては2回の開催になる。
その3月の開催は犬伏湧也(27歳・徳島=119期)が単騎大ガマシで記念初優勝を飾った。そして5月平塚競輪の「日本選手権(GI)」ではGⅠ決勝に初進出と躍進は止まらない。みなが「メチャクチャ強い」と口を揃える今がある。今回は、本人は意識はしないそうだが連覇をかけての戦いになる。その強さをどう表現するかーー。
腕をみると、ある四字熟語が刻んであった。
“極悪非道”
清水一幸(36歳・徳島=109期)制作のウエアだそうだが、犬伏の精悍な勇者の走りには似合わない。
しかし、だーー。
はっきりと清水裕友(28歳・山口=105期)は「極悪非道、そのものです」と断言した。ダービー決勝で真後ろで感じたものがある。
「犬伏君の強さは、極悪非道!」
そこまでの表現をもってして、伝えようとしていた。富山競輪場で開催された「全プロ記念(FII)」の最終日、阿竹智史(41歳・徳島=90期)は離れてしまったのだが、あとでレースタイムを確認するとすごかった。
赤板から残り1周までが18秒9で、逃げていたのは復活していた菊池岳仁(22歳・長野=117期)。そこを叩き切ってしまうのだから“極悪”な強さ、と表現されるのだ。
山口拳矢(27歳・岐阜=117期)とすれば“ダービー王”となり地元凱旋のシリーズだ。だが「勝ちたい気持ちは変わらないけど、それよりも、みんなで、っていう気持ちです」と話した。
「決勝に中部勢で多く乗って、盛り上げたい」が率直な気持ちだ。ことさらに自分が目立つとかではなく、周りの仲間と一緒に…という性格。求められるものがあるだろうが、“拳矢らしい”道を歩むだけだ。
最終日に行われるレインボーカップA級ファイナルの注目は中島詩音(25歳・山梨=119期)。全プロ競技大会のチームスプリントで優勝し、「寬仁親王牌(GI)」の特選シードをゲットした。来期のS級昇格は決まっているが、ここを勝って少し早めにS級へ。そして、10月を楽しみにしたい。
そんな中島についての、鈴木庸之(37歳・新潟=92期)の証言は「まだ練習の半分しか出てない。強いです」ーー。
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前田睦生
Maeda Mutuo
鹿児島県生まれ。2006年東京スポーツ新聞社入社、競輪担当として幅広く取材。現場取材から得たニュース(テキスト/Youtube動画)を発信する傍ら、予想系番組やイベントに出演。頭髪は短くしているだけで、毛根は生きている。