2023/05/18 (木) 10:00 17
ダービーをヤマケンが制し、またまた五稜郭杯争奪戦は嘉永泰斗の優勝と“若手自力型旋風”が止まる事がねえ! カマシた犬伏湧也も強え、追っかけて捉えた嘉永も強え! 勢いは増す一方になってきているようだ。競輪界の新時代は「自力型全盛の到来」と言ってもいいかもよ! さあ、前置きはこのくらいにして宇都宮記念「ワンダーランドカップ」の話題へ行ってみっか!
SS班は東北勢の新山響平、慎太郎さんコンビが参戦。新山のブレない逃げはもはや周知の通り。展開で強烈なまくりも打てる強みもある。新山に絶大な信頼を置く慎太郎さんにとって頼もしい後輩ってわけだ! もうひとりのSS班は松浦悠士。武雄記念の落車が尾を引いたのか、ダービーでは精彩を欠いちまった。だが松浦のこと! このままくすぶる事はねーだろ! むしろ時間が空き、しっかり調整をして戦えるレベルに戻してくるはず。
さて、迎え撃つのが地元の関東勢って事になるが。眞杉匠、坂井洋、長島大介が中心になり、関東勢に援軍が多い! 自力型で言えば地元の橋本瑠偉、群馬の佐々木悠葵、茨城の橋本壮史らが勝ち上がれば、相当な戦力アップになるぞ! 追い込み型の神山拓弥にも追い風に違いなく、要注目選手として挙げておこう。
そうそう、今開催注目したいのが「レジェンド神山雄一郎、900勝なるか?」ってこと。あと1勝で大記録達成! この歴史的瞬間にも注目だね! 900勝達成ともなれば地元ファンは感涙に咽ぶこと受け合い。4日間のうちにどこかで達成してもらいたいね!
もろもろSS班と関東勢について書いてきたが、ダークホースもいるってわけで、そこもピックアップしておきたい! 実力者の浅井康太はダークホースってニュアンスではないが、安定感もあり優勝を狙える一人に違いない。
また、マークしぶとい大塚健一郎の最近を見てみれば、心境の変化が見えてきてるよう。4角から突っ込み高配当を演出してくれる存在になるかも! 目標次第だが岩津裕介のタテ脚も魅力十分だし、500走路なら直線強襲があるぞ! 南関勢は内藤秀久の「目標を得てのしぶとい走り」って事になってくるねー。ちなみにオレの弟子の武井大介も伸び脚が戻りつつあり、個人的に応援してる(^^)v
初日の7Rを推奨ってことで狙ってみるべか…! 並びは地元の⑦橋本瑠偉-①中川貴徳-⑧金子真也に北日本は②藤根俊貴-⑥相笠翔太-④安部貴之、九州は⑨上野雅彦-③大塚健一郎-⑤紫原政文の三分戦だ(⇐⑦①⑧・②⑥④・⑨③⑤)。
ダービーでは積極的に仕掛けていた橋本だが地元記念は勝ちにこだわるはず! そうなれば大塚に任された上野が逃げるはず。オレの十八番フレーズの「競輪はバ・ン・テ!」が発動ってわけで、展開に恵まれる大塚が抜け出す。相手はまくり強烈な橋本の強襲逆転の③=⑦から①⑨⑤の3着が本線! 上野の逃げ残り③⑨から①②⑤⑦へ。橋本がまくり切っての中川の流れ込み⑦①から②③⑧を押さえればいいべ!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。