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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【大阪・関西万博協賛競輪予想】茨栃ラインが総合力上位も“九州男児の意地”が行く手を阻む/決勝レース展望

2023/04/30 (日) 12:00 12

久留米競輪場で開催されている「大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は16時35分発走予定。

実力拮抗した激戦のシリーズ

 ダービー出場組の不在で激戦混戦が続いている。特選スタートの主力組が二次予選で5人脱落…! 主役の一翼を担う村上博幸が二次予選で落車欠場。これはファンや施行者にとっても痛い…。力が拮抗したメンバーの中でも地の利を生かし、特選から吉本卓仁が2連勝。予選スタートの坂本亮馬も2連勝で準決勝へ。とりわけ吉本の動きは申し分なかった。

 新鋭の橋本壮史がブイブイ言わせて2連勝! だが、晝田宗一郎が一次予選、二次予選ともまくって一番時計を叩き出しブレイクしまくっていた。こんな感じで二次予選までを見ていて「準決勝もオモシロイ事になるのか? 混戦をくぐり抜け決勝戦へ進むベスト9は?」と先読めぬシリーズを注視していた。

波乱続きの準決勝

 準決勝は3レースともに高配当の荒れ模様! 10Rは伊藤慶太郎が前受けすると、勝負どころで根田空史が押さえ、山根将太が叩き、両者で先行争いに…! 伊藤がまくり小林圭介が流れ込みライン決着。

 11Rは小森貴大が切り、橋本壮史が果敢に逃げた。3番手を取った小森がまくっていくが、柿澤大貴の好ブロックに阻まれる。嵯峨昇喜郎は巧みに内を突きゴール前柿澤に迫り、橋本が3着。12Rは林大悟を封じ、朝倉智仁が主導権を奪う。岡田泰地が差しライン決着。期待を背負った地元の吉本卓仁はここで残念ながら脱落。まくって出た林が辛うじて3着で踏ん張った。

 今節オレの目論見を明かせば『ダービーの軍資金をここでゲット』すること! ここで財布を膨らまし、余裕しゃくしゃくで平塚競輪場へ行きたいってわけ! “財布膨らまし大作戦”を実行すべく、準決勝をヒントに決勝レースの妄想先取りに行ってみっか!

妄想先取りレース実況! 九州男児の林大悟が茨栃ラインに無抵抗はないだろう

 準決勝が終わり、決勝戦の並びはどうなる!? 九州勢は林-塚本でわかりやすいが…! 嵯峨は単騎か。関東勢が6車だよ! どう並ぶ? 自力型揃いだ、別線の選択でもおかしくねー! 茨城3車に岡田なのか? 伊藤に柿澤なのか? と並び予想をしていた。結論は関東別線だったね。

 今一度整理しておこうか。①林大悟-⑤塚本大樹の九州コンビ、⑦嵯峨昇喜郎は単騎、⑥伊藤慶太郎-②柿澤大貴の関東タッグに⑨朝倉智仁-③橋本壮史-④小林圭介-⑧岡田泰地で落ち着いた(⇐①⑤・⑦・⑥②・⑨③④⑧)。こうなれば茨栃が優勢。朝倉の主導権で橋本が恵まれる。だが、初V懸かるレースは難しさ極まる。小林の流れ込みが本線に朝倉の残りを見ておけば良いよね。

 ではダービーの軍資金ゲット大作戦計画の妄想を披露しよう。単騎の嵯峨が切って分断あるかも!? それよりも地元で気を吐く林に注目じゃねーの。林がスンナリと茨栃を出すなんてできねー。もがき合い覚悟で見せ場を…! いやいや、そんな九州男児の男気炸裂の走りを見せて欲しい! こりゃもう「願望」だべ!

 もしもそうなりゃ伊藤慶太郎の出番ってわけ!柿澤との直線勝負②=⑥が妄想先取りの〆だね! これが決まれば財布はパンパン、ダービー軍資金ゲット大作戦は完了するべ(^^)v

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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