2022/11/27 (日) 15:00 6
小倉競輪場で開催されている「競輪祭(GI)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は20時40分発走予定。
初日一次予選8レースでビッグモンスター脇本雄太がよもやの3着に(T-T)。脇本包囲網にやられたのか? はたまた調子落ち? 初日だけでは判断はできんが…。一抹の不安がよぎっていた! と…二次予選で、またまた杉森輝大にしてやられた!(>_<)。ドームの恐ろしさをまざまざと見せられたね…。脇本は落胆し途中欠場かと思っていたが、出走してくれた! ファンを大事にする姿は頭が下がるね!
さて、レースは高速化する中で路地モノの練習(街道練習?)を主体にしてきたベテランマーカー陣はドームに手を焼いてる。だが、ウエイトトレーニング? を主体に育った、機動型の若い選手のハツラツとした走りは対称的! 時代は刻々と流れてる事を実感させられる一幕だね!
GIシリーズ最後の正念場を迎えた準決勝を振り返る。
10Rは新田祐大が前受けから。ヨシタクに合わせ松浦悠士が切る。セオリー通りの展開だ! 松浦は新田に合わせ仕掛けると思ったが、なんと早めのスパート。ヨシタクだって、松浦を出すわけにはいかないと牽制し落車が起こってしまった事は残念でならねぇ! ここで空いた内を突いたのが荒井崇博だ。「そこしか狙ってなかった」とインタビューで語っていたが、老練な作戦がピタリと嵌まってグランプリ出場に一縷の望みをつないだ。
11Rは新山響平の逃げに6番手から郡司浩平がまくる。守澤太志が岩本俊介を捌き逃げ新山が残った。郡司絶好調!
12Rは前受け坂井洋がそのまま突っ張り先行。番手平原康多は巧みな捌きだったが“前を残し加減の平原”を小原太樹が3番手から僅差で差し切った。
決勝戦の並びから。
関東は⑧坂井洋-①平原康多、②郡司浩平-⑥小原太樹の神奈川コンビ、⑤荒井崇博が単騎、東北は③新田祐大-④新山響平-⑨守澤太志-⑦成田和也(⇦⑧①・②⑥・⑤・③④⑨⑦)。
スタートは平原が取り坂井の前受け。荒井は平原の後か? 中団は②郡司-⑥小原。新田が先頭で二段駆けはみえみえ。優勝を狙えば坂井は新田に合わせ飛びつき作戦に! 番手の新山を捌くのは容易い展開とみた。そこを狙いすまし、絶好調男・郡司が仕掛ける。伸び脚良い小原が郡司の仕掛けいかんで逆転もあり②=⑥が本線。新田が前受けに成功し突っ張り先行なら新山の二段駆けで郡司との②=④。その展開で守澤の流れ込み④⑨を押さえれば万全だろう。
妄想かぁ…、何かあるかな?
酔い妄想(@_@)で、新田の番手奪取の坂井がバンマク平原の流れ込みってあるかなぁ…。てところか。う〜ん、もう一杯やって寝るとする!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。