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山田裕仁の一発逆転!波乱注意報

【寛仁親王牌予想】出来は抜群も「格下」に扱われそうな橋本優己が狙い目/山田裕仁の一発逆転!波乱注意報

2022/10/22 (土) 10:00 4

GI週特別コラム「山田裕仁の一発逆転!波乱注意報」では、輪界のレジェンドであり解説者として活躍中の山田裕仁さんが、GI開催の中から穴レースを厳選予想。今回の対象レースは前橋競輪3日目の7R寛仁親王牌「S級特選」。発走は13時40分です。

【予想レース】
10月22日(土) 前橋7R 寛仁親王牌(GI)S級特選

①園田匠(87期=福岡・41歳)
②阿竹智史(90期=徳島・40歳)
③神山拓弥(91期=栃木・35歳)
④橋本優己(117期=岐阜・22歳)
⑤佐々木雄一(83期=福島・42歳)
⑥原田研太朗(98期=徳島・32歳)
⑦山田英明(89期=佐賀・39歳)
⑧佐々木悠葵(115期=群馬・27歳)
⑨坂口晃輔(95期=三重・34歳)

【並び予想】
←⑦①(九州)⑥②(四国)⑧③⑤(関東+北日本)④⑨(中部)

ここは④橋本優己が高配当の使者となる!

 四分戦となったここは、メンバー的にかなりの混戦模様。いかにも、展開がカギを握りそうな一戦といえる。主導権を奪う可能性が高いのは、ここ前橋が地元である⑧佐々木悠葵。2日目の二次予選では関東ラインの先頭を任され、前受けからの全ツッパで果敢に逃げるも、中団でうまく立ち回った古性優作の捲りに叩きのめされてしまった。さすがにあのレースは、相手が悪かったか。

 負け戦となって相手関係はグンと楽になり、後ろに北日本の⑤佐々木雄一がついたことで、ここは唯一の3車ラインに。その番手を回るのは③神山拓弥で、二次予選は最終1センターで捌かれて追走できず7着に終わったが、初日の走りなどからもデキ自体は悪くないように見えた。⑧佐々木悠葵が地元の意地をみせるような先行をすれば、その番手から差す③神山拓弥におのずと展開が向くことになりそうである。

 そんな関東勢と人気を分け合いそうなのが、⑦山田英明が先頭を走る九州ライン。二次予選は、吉田有希の先行を捲れずに脚を使い切って惨敗という結果だったが、一次予選では前受けから突っ張り、その後に主導権を奪いにきた皿屋豊を行かせて中団に収まり、最終バックから捲って1着をとっている。番手が①園田匠と車番にも恵まれたここは、その初日の再現のようなレースを狙ってくるはずだ。

 となれば、中部勢へのマークは自然と薄くなりそうだが…その先頭を走る④橋本優己は、けっして侮れない存在。ハイレベル世代として知られる117期にあって、頭角を現してくるまでに少し時間を要したが、ここにきてグングンと力をつけている。混戦や乱戦を苦にしない粘り強さがあるのは、1着をとった一次予選での走りをご覧のとおり。二次予選では果敢に逃げて、浅井康太の勝ち上がりに大いに貢献した。

穴で狙いたい橋本優己(提供:JKA)

 ④橋本優己は自力があってデキもよさそうなので、レースの流れ次第では、ここが主導権というケースも十分に考えられる。だというのに「格下」として扱われそうで、番手を回る⑨坂口晃輔とのスジ車券でも、配当はかなり美味しくなることだろう。順当決着と読むならば素直に③神山拓から買うのが正解だが、波乱となった場合の立役者となる確率が高いのは、断然④橋本優己だ。

 ⑧佐々木悠葵が主導権をとった場合も、その直後につけた④橋本優己が捲って、上位争いに食い込んでくるカタチが大いにあるはず。この場合は、⑧佐々木悠葵を番手から差す③神山拓弥に、4番手から捲った④橋本優己が外から迫るーーという決着パターンを想定する。人気の③神山拓弥が絡むフォーカスとはいえ、③④や④③からの3連単は破壊力十分。買い目の3着候補も、かなり絞り込める。

 最後に、まったく触れてこなかった四国勢について。ライン先頭が⑥原田研太朗なので、積極的にポジションを取りにくるようなレースはしないはず。ここも後方からの捲り追い込みが基本で、前がもがき合いになった場合の「一発」がなくはないが、このメンバーだとそういった展開は望み薄。買い目の3着にも入れないのが正解になるとみている。

【推奨買い目】
④⑨→④⑨→①③⑥⑦(8点)
③④→③④→⑤⑦⑨(6点)


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山田裕仁の一発逆転!波乱注意報

山田裕仁

岐阜県大垣市出身。日本競輪学校第61期卒。KEIRINグランプリ97年、2002年、2003年を制覇するなど、競輪界を代表する選手として圧倒的な存在感を示す。2002年には年間獲得賞金額2憶4434万8500円を記録し、最高記録を達成。2018年に三谷竜生選手に破られるまで、長らく最高記録を保持した。年間賞金王2回、通算成績2110戦612勝。netkeirinでは当コラムのほかに、グレードレースを総括する「山田裕仁のスゴいレース回顧」も担当。

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