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山田裕仁の一発逆転!波乱注意報

【寛仁親王牌予想】午前中の狙い目は第3レース!難解な三分戦で超高配当を獲る/山田裕仁の一発逆転!波乱注意報

2022/10/22 (土) 19:29 2

GI週特別コラム「山田裕仁の一発逆転!波乱注意報」では、輪界のレジェンドであり解説者として活躍中の山田裕仁さんが、GI開催の中から穴レースを厳選予想。今回の対象レースは前橋競輪最終日の3R寛仁親王牌「S級一般」。発走は11時40分です。

【予想レース】
10月23日(日) 前橋3R 寛仁親王牌(GI)S級一般

①小林泰正(113期=群馬・28歳)
②島川将貴(109期=徳島・28歳)
③渡邉一成(88期=福島・39歳)
④西村光太(96期=三重・36歳)
⑤長島大介(96期=栃木・33歳)
⑥松岡健介(87期=兵庫・44歳)
⑦末木浩二(109期=山梨・31歳)
⑧田尾駿介(111期=高知・30歳)
⑨小森貴大(111期=福井・32歳)

【並び予想】
←①⑦⑤(関東)②⑧(四国)③(単騎)⑨⑥④(中部近畿)

波乱となるシナリオのほうが自然と思い浮かぶ一戦!

 高配当を狙うならば見逃せないのが、最終日の一般戦。力関係で見劣る選手や調子の悪い選手ばかりが出走するだけに、そうそう順当には決まらない。なかでも面白そうなのが、白羽の矢を立てたこの第3レース。主導権争いからしてもつれそうで、超高配当が飛び出す結果になっても何の不思議もない一戦となった。

 三分戦で、③渡邉一成だけが単騎というメンバー構成。もっとも期するものがあるのは、ここ前橋がホームバンクでありながら、まったくいいところを見せられていない①小林泰正だろう。関東ライン3車の先頭で、しかも1番車を貰えたここは踏ん張りどころで、自分のラインから1着を出す走りをしてきそう。番手を回る⑦末木浩二や3番手の⑤長島大介も自力があるので、「二段駆け」も十分にあり得る。

 そういった理由もあって、⑦末木浩二が人気の中心となりそう。確かに、関東勢がすんなりと主導権を取れる流れになるならば、順当決着が濃厚だろう。しかし、懸念材料は①小林泰正のデキ。近況、負傷欠場や病気欠場が続いていたところに一次予選では落車と、いかにも順調さを欠いている。その後の走りをみても本調子にはほど遠いという印象で、いくら競輪が「気持ちで走るスポーツ」とはいえ、アテにはできない。

 それに、ここは中部近畿ラインの先頭である⑨小森貴大が譲らない可能性も高い一戦。もがき合いになるのは覚悟の上で、真っ向勝負を挑んでくるケースが考えられる。機動力のある選手が並ぶ関東ラインに先手を取られると、他のラインが手も足も出ないような展開となるのは自明の理。それに、①小林泰正の調子がよくないのは、同じシリーズを走っていれば誰にでもわかる話である。

 ⑨小森貴大も調子がいいとはいえないが、それでも落車のダメージを抱える①小林泰正よりは、勝負できるデキにあるはず。関東ラインを叩ききって主導権を奪い、最後の直線では番手の⑥松岡健介が差して先頭に…というシナリオが、ここならばあり得る。この場合、逃げた⑨小森貴大に直線で粘りきるほどの余力はなく、中部近畿ライン3番手の④西村光太が2着になる確率が高いはず。スジ決着とはいえ、⑥→④ならば高配当は必至だ。

 そして、①小林泰正と⑨小森貴大がもがき合うカタチとなったケースで、「漁夫の利」を得るのが四国勢。そもそも能力的には格上である②島川将貴にとって、願ってもない展開といえる。ただし、一般戦を走っていることからもわかるように、動きは正直なところ冴えない。デキがよく、そして3車ラインならば主導権争いも考えられるが、ここはおそらく捲りで勝負してくることだろう。

 この場合、通常であれば「もつれる前を尻目にひと捲りで1着」といった結果になるわけだが、今の冴えないデキだと「展開が向いて捲るもそこからの踏ん張りを欠いて2着」という可能性も。最後の直線で②島川将貴マークの⑧田尾駿介が差すという結果になれば、配当は一気にハネ上がる。これは②島川将貴が主導権を奪いにいった場合も同様で、前で粘りきれる確率よりも、差される確率のほうが高いとみている。

 以上の理由から、ここは⑥松岡健介と⑧田尾駿介の1着固定から流す“大穴”狙いを推奨。いずれも「関東が主導権を奪えなかった展開」が前提となるので、中団や後方から捲った①小林泰正が、2着や3着に食い込んでくるケースは考慮しておく必要がある。単騎の③渡邉一成も能力的には侮れないが、このシリーズでの動きは精彩を欠くもの。ならば、確定板に載れたとしても3着までと決め打ちたい。

松岡健介(左)と田尾駿介(撮影:島尻譲)

【推奨買い目】
⑥⑧→①②④→①②③④⑦(24点)


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山田裕仁の一発逆転!波乱注意報

山田裕仁

岐阜県大垣市出身。日本競輪学校第61期卒。KEIRINグランプリ97年、2002年、2003年を制覇するなど、競輪界を代表する選手として圧倒的な存在感を示す。2002年には年間獲得賞金額2憶4434万8500円を記録し、最高記録を達成。2018年に三谷竜生選手に破られるまで、長らく最高記録を保持した。年間賞金王2回、通算成績2110戦612勝。netkeirinでは当コラムのほかに、グレードレースを総括する「山田裕仁のスゴいレース回顧」も担当。

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