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筋トレマニア加藤慎平の筋肉で語る競輪

【筋肉診断】平安賞に出場する高久保雄介選手を解説!

2022/09/22 (木) 12:00 4

加藤慎平の「筋肉診断」。今回は向日町競輪「平安賞(GIII)」に出場する高久保雄介選手を解説する。

⚫︎高久保雄介

撮影:島尻譲

撮影:島尻譲

 身長180cm、体重は100kgと、フィジカル能力は群を抜いている。競輪界でもトップクラスのアスリートフィジークを持ったレーサーだ。学生時代は陸上競技の砲丸投げ選手で、中・高・大と全国大会での優勝経験もある。それでいて容姿端麗だ。

 大学時代は体重が120kgあったらしいが、今は競輪選手ビルドに。個人的にも、陸上の投擲種目選手は競輪適性が高いと思う。

 「元砲丸投げの選手だから、力に任せた自転車の進み方なのでは?」と考える人も多いだろうがそれは大間違い。高久保選手クラスのアスリートは、当然、“力を入れたら自転車は進まない”事は百も承知だ。

 競輪では、ただ回転するのではなく、身体の軸を保ったままの高速回転が必要で、投擲用具をリリースする瞬間爆発的なパワーを発揮しなければならない。これは極めてテクニカルな行為で、身体中の細かい筋肉を動員しなければ勝てない競輪と通ずるものがあるのだ。

 実際、高久保選手のペダリングは実にスムースで、パワー効率も高い。見事にアジャストしていると言える。

 今回は、高久保選手にとって地元の、向日町競輪場で行われる平安賞。当然、高久保選手にかかる期待も高まる。

 年齢的には中堅で、後輩選手の番手戦や、ラインの先頭を任されるシーンもあるだろう。

 自力戦は経験も長いため違和感は無いだろうが、やはりポイントは番手戦。追走技術や併走技術、ブロックなどはまだまだ成長途上なだけに隙も生じる。どこまで凌いでいけるかだ。

 余談だが、高久保は米よりも甘い菓子パンを好むらしい。趣味は『美味しいパン屋さん巡り』。ルックスは生粋の米派に見えるが、そこがギャップ萌え? と言うやつか。

 どこまで我々の期待を、良い方向に裏切ってくれるのだろうか。向日町記念の高久保選手も、どちらかと言うとダークホース扱いだけに、アッと言わせるレースで決勝戦に進んで欲しい。

⚫︎本レースで注目すべき選手は…?

 あっせん名簿に脇本雄太選手の名前がある。この時点で1強状態は確定で、地元近畿勢が4日間を制す可能性が高い。

 SS級からは清水裕友選手が参戦するが、脇本選手に対抗するには、どうしても援護が少なすぎる状況だ。

 ここは脇本選手の SHOW TIME に期待したい。

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加藤慎平

Kato Shimpei

岐阜県出身。競輪学校81期生。1998年8月に名古屋競輪場でデビュー。2000年競輪祭新人王(現ヤンググランプリ)を獲得した後、2005年に全日本選抜競輪(GI)を優勝。そして同年のKEIRINグランプリ05を制覇し競輪界の頂点に立つ。そしてその年の最高殊勲選手賞(MVP)、年間賞金王、さらには月間獲得賞金最高記録(1億3000万円)を樹立。この記録は未だ抜かれておらず塗り替える事が困難な記録として燦々と輝いている。2018年、現役20年の節目で競輪選手を引退し、現在は様々な媒体で解説者・コメンテーター・コラムニストとして活躍中。自他ともに認める筋トレマニアであり、所有するトレーニング施設では競輪選手をはじめとするアスリートのパーソナルトレーニングを務める。

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