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筋トレマニア加藤慎平の筋肉で語る競輪

【筋肉診断】中野カップレースに出場する園田匠選手を解説!

2022/06/23 (木) 12:00 7

加藤慎平の「筋肉診断」。今回は久留米競輪「中野カップレース(GIII)」に出場する園田匠選手を解説する。

⚫︎園田匠

撮影:島尻譲

撮影:島尻譲

 身長168cm、体重は73kg、一言で言うと小柄だ。しかしその小さな身体からは、想像も付かぬ切れ味と伸び脚を見せる。つい先日行われた高松宮記念杯(GI)では決勝戦3着と、40歳ながらその勢いに衰えは全く見当たらない。むしろ今が全盛期にすら思えるのだ。

 園田選手は2015年に寛仁親王杯(GI)優勝の実績もあり、遅咲きでも何でもない。長年にわたり第一線で活躍してきた。

 最終4コーナーからの伸び脚は間違いなく日本屈指の実力だ。踏み出しが悪く追走が苦手なので、マークする自力選手との連携を外してしまう弱点はあるが、それでも車券内に食い込む回数は多い。展開的には後方からの突っ込みを得意とするタイプで、車券戦術的には捲くり選手の番手に位置する。3番手の時こそ真価を発揮する分かりやすい選手だ。

 今回行われる久留米記念は、園田選手にとって地元戦となる。他の九州勢には北津留翼選手、岩谷拓磨選手、伊藤颯馬選手に加え、S級2班の松本秀之介選手、阿部将大選手などがおり、戦力には事欠かない。園田選手にとっては連日、番手戦が見込める。決勝戦まで1人でも多くの自力選手を勝ち上がらせるサポートをしつつ、結果も求められるタフな戦いになるだろう。

 現在、獲得賞金ランキングも13位につけており、グランプリ出場も視野に入っている園田選手。1走1走の積み重ねも必要だ。重要な局面にいる園田選手から目が離せない。

⚫︎本レースで注目すべき選手は…?

 郡司浩平選手、清水裕友選手とSS級が2名、地元九州勢にとっては流れは向いている。若手機動力タイプも豊富で、個の力では負けても、ラインの総合力で充分勝負できる。駒が豊富すぎて逆に別線勝負となるリスクも含むが、ここは地元九州勢の奮起に期待したい。

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筋トレマニア加藤慎平の筋肉で語る競輪

加藤慎平

Kato Shimpei

岐阜県出身。競輪学校81期生。1998年8月に名古屋競輪場でデビュー。2000年競輪祭新人王(現ヤンググランプリ)を獲得した後、2005年に全日本選抜競輪(GI)を優勝。そして同年のKEIRINグランプリ05を制覇し競輪界の頂点に立つ。そしてその年の最高殊勲選手賞(MVP)、年間賞金王、さらには月間獲得賞金最高記録(1億3000万円)を樹立。この記録は未だ抜かれておらず塗り替える事が困難な記録として燦々と輝いている。2018年、現役20年の節目で競輪選手を引退し、現在は様々な媒体で解説者・コメンテーター・コラムニストとして活躍中。自他ともに認める筋トレマニアであり、所有するトレーニング施設では競輪選手をはじめとするアスリートのパーソナルトレーニングを務める。

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