2024/06/08(土) 18:45
第9回大阪・関西万博協賛競輪in奈良(3日目)G3
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【奈良競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
先頭に立った高久保雄介がペースを上げて、マーク渡辺十夢とともに近畿ラインが主導権を握っていく。3番手で大川龍二が続いて最終HSを通過。3番手の大川が捲りを打つも、渡辺が大川をけん制し、そのあおりで外を捲ってきていた東矢圭吾、徳永哲人が最終BSで落車のアクシデント(渡辺が押上で失格)。大川マークの三宅は、大川が不発と見るや最終BS過ぎに前に踏んで1着。2着に佐々木眞也。3着入線の渡辺が失格で菅原大也が3着に繰り上がった。
1着/三宅達也(S1・岡山79期)
今回成績:特2・二4・準1
G3優勝:2回(12年10月千葉)
(最終BSで)大川(龍二)君が止まったので、行くしかないと思い前に踏みました。今日は、前々に行ってくれた大川君のおかげです。流れが向けばいいですね。
決勝は、熊本の後ろを固めます。3番手。
2着/佐々木眞也(S1・神奈川117期)
今回成績:特7・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(24年4月川崎以来)
打鐘で、前団と口が空いてしまった、詰めておかないと。脚の感じは問題ないと思います。(決勝は)いつも通りに精いっぱい頑張るだけですし、結果がついてくればいいなと思います。
決勝は、自力。
3着/菅原大也(S2・神奈川107期)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(24年3月武雄以来)
前回(武雄G3決勝)、初めて乗った時に落車しているので、無事に完走したいですね。要所、要所でタイミングを取っている分、(前と)口が空いているので、明日は(前の動きに)もっと集中します。突っ込みたいと思います。
決勝は、佐々木(眞也)君の後ろ。前に託します。
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【奈良競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板で石塚輪太郎が先頭に立つと、松岡辰泰が内からポジションを上げて、近畿の後ろ3番手を確保する。石塚が先行態勢に入り、番手は中井太祐が続く。道場晃規が勢いよく捲って前団に迫ると、中井がけん制。後続の仕掛けを止めた中井が、石塚の番手からゴール前に抜け出して1着。松岡マークの松川高大が内から伸びて2着、松岡が3着に入線した。
1着/中井太祐(S1・奈良97期)
今回成績:一3・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(21年7月小松島以来)
(決勝進出は)ここまで来られて、ホッとしています。道中で、松岡(辰泰)が車間を空けていたので、後方の仕掛けがいいスピードでくるなと思っていました。(最終2センターは)対応が難しかったです。状態はいいと思いますが、(石塚輪太郎を)残せなかったのが残念です。あと1走、集中していい形で締めくくれるように、見せ場を作りたいと思います。
決勝は、自力自在。
2着/松川高大(S1・熊本94期)
今回成績:一2・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:10回目(23年4月高知以来)
(最終3コーナー過ぎは)決勝に乗るなら内のコースしか無いなと。体の動きは、今日が一番良かったのかなと思います。今年、初の決勝進出なので嬉しいです。G3はまだ獲ったことがないので、優勝を狙って頑張ります。
決勝は、松岡(辰泰)君の後ろ。
3着/松岡辰泰(S1・熊本117期)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:7回目(23年10月久留米以来)
今日は、取れた位置から考えて走ろうと思っていました。(打鐘手前は)けっこう(石塚輪太郎ラインの)内が空いていたので、そこを踏んで、前に出られたら前に出て、ダメなら折り合ったところでと。(3番手を確保してからは)思ったよりも脚に余裕がなくて、前と車間が空いてしまった。最終2コーナーで仕掛けられたら良かったのですが。最後は、松川(高大)さんと決勝進出が決まったので良かったと。
決勝は、自力。
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【奈良競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
先頭に立った兼本将太を中井俊亮が赤板で叩いていくと、打鐘で佐藤一伸が単騎カマシで近畿ラインを叩いていく。もうひとりの単騎・大矢崇弘も捲りで佐藤を追い、最終BS過ぎに並びかける。単騎両者の争いとなり、直線で内から盛り返した佐藤が1着。2着に大矢。中井マークから元砂勇雪が3着に入った。(なお最終1コーナーで落車あり、松岡健介が斜行により失格)
1着/佐藤一伸(S1・福島94期)
今回成績:一5・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:初
前が踏み合っていたので、一度、前に出てから考えようと思い切ったのですが、誰も仕掛けてこなかったので、腹をくくって行けるところまでと思いました。長い距離でキツかったです。初日から脚の状態は悪くなかったでうs。G3の決勝は初ですね。
決勝は、自分でやります。後手を踏まないように頑張ります。
2着/大矢崇弘(S2・東京107期)
今回成績:一5・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(18年4月函館以来)
佐藤(一伸)さんが仕掛けてくれたから、自分も行けたと思います。脚の感じはいいと思います。今日のように一発を出せたらいいなと思います。
決勝は、自力自在。
3着/元砂勇雪(S2・奈良103期)
今回成績:一1・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(22年6月取手以来)
単騎勢の動きが鍵を握ってましたね。(中井俊亮を)残したかったです。(打鐘過ぎに)4番(大矢崇弘)を何とかできていたら。しんどいレースでしたが、昨日よりは楽でした。
決勝は、中井(太祐)さんに付かせてもらいます。2人でいいレースができたらと思います。
※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出
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【最終日12R=S級決勝】
1/元砂勇雪(S2・奈良103期)
2/佐々木眞也(S1・神奈川117期)
3/松岡辰泰(S1・熊本117期)
4/菅原大也(S2・神奈川107期)
5/三宅達也(S1・岡山79期)
6/大矢崇弘(S2・東京107期)
7/中井太祐(S1・奈良97期)
8/松川高大(S1・熊本94期)
9/佐藤一伸(S1・福島94期)
注目の並び想定は
7中井-1元砂
2佐々木-4菅原
3松岡-8松川-5三宅
6大矢(単騎)
9佐藤(単騎)
決勝は、中井太祐の後ろに元砂勇雪が付く地元奈良の2車ライン。
佐々木眞也には準決勝同様、菅原大也が付く神奈川の2人。
松岡辰泰の番手は、同県の松川高大、その後ろを三宅達也が固める熊本、岡山の3車ライン。
大矢崇弘と佐藤一伸は、単騎の競走を選択した。
連日、気持ちの入る競走の中井、元砂がタッグを組み、是が非でも地元から優勝者を出したいところだろう。
一方、唯一ライン3車の松岡も、主導権を握ってラインで上位独占を目指してきそうだ。
また、好位から早めの仕掛けで他のラインを粉砕したい佐々木、準決勝同様に展開を翻弄しそうな単騎の佐藤と大矢の動向にも注視が必要だ。G3優勝経験があるのは三宅達也のみ。奈良333バンクを舞台にした、混戦必至の一戦に注目です。
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【奈良競輪のグレードレース・レポート】
奈良記念G3(2024年)
優勝者:三谷竜生
奈良記念G3(2023年)
優勝者:三谷竜生
奈良記念G3(2022年)
優勝者:松浦悠士
施設整備等協賛競輪(2021年)
優勝者:三谷将太
奈良記念G3(2021年)
優勝者:山田久徳
奈良記念G3(2020年)
優勝者:松谷秀幸
奈良記念G3(2019年)
優勝者:村上博幸
奈良記念G3(2018年)
優勝者:三谷竜生
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【大阪・関西万博協賛競輪G3プレイバック】
2024年5月武雄G3
第8回優勝:山田庸平
2024年3月伊東温泉G3
第7回優勝:岩本俊介
2023年8月京王閣G3
第6回優勝:田尾駿介
2023年8月和歌山G3
第5回優勝:金子幸央
2023年4月久留米G3
第4回優勝:橋本壮史
2022年8月岸和田G3
第3回優勝:山本伸一
2021年6月福井G3
第1回優勝:柴崎淳(P-Navi編集部)