2025/11/21(金) 23:00
2025年11月21日 小倉競輪
第3回競輪祭女子王座戦G1(最終日)
※ナイター開催
ガールズケイリングランプリ2025の出場権をかけた最終決戦「第3回競輪祭女子王座戦」が決勝を迎えた。
19日から3日間にわたり争われてきた開催は、大会連覇と年間グランドスラム達成の期待がかかる佐藤水菜が、女子オールスター以来となるガールズケイリンのブランクを感じさせない走りで連勝すると、梅川風子も積極的な仕掛けで対抗し連勝を決めた。一方では、新鋭の仲澤春香か先輩レーサーにくらいつく果敢な競走で連対を築いて、3大会連続でG1決勝進出を果たせば、大浦彩瑛な那須萌美らも一発逆転のGP出場に向かって決勝進出を果たした。
佐藤の偉業達成なるのか。注目の決勝は、 打鐘過ぎに仕掛けた仲澤春香を、佐藤が最終HSに叩いて先頭に立つと、後続でアクシデントもある中、押し切り優勝のゴール。佐藤は競輪祭女子王座戦を連覇、さらに今年のオールスターに続いてG1を制し、年間グランドスラムを達成すると同時に、自身の持つG1優勝記録を6回に更新した。
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【第3回競輪祭女子王座戦G1(最終日)12R=決勝】
1/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
2/梅川風子(L1・東京112期)
3/大浦彩瑛(L1・神奈川126期)
4/那須萌美(L1・宮崎114期)
5/仲澤春香(L1・福井126期)
6/坂口楓華(L1・愛知112期)
7/尾崎睦(L1・神奈川108期)
【レース展開】
誘導以下、6坂口、4那須、5仲澤、2梅川、7尾崎、1佐藤、3大浦の隊列で赤板を迎える。仲澤、梅川がそれぞれ前との車間をあけて、後続の仕掛けを警戒。打鐘過ぎ2センター付近から仲澤が仕掛け、最終HSで坂口を叩くが、6番手から佐藤がスパートして、最終1センターで仲澤をとらえて先頭に立つ。佐藤の先手で、2番手に仲澤、3番手に坂口で続く。仲澤は佐藤との差を詰めていくが、最終2センターで落車。これで坂口、尾崎、大浦も相次いで落車。逃げた佐藤に、落車を回避した梅川がゴール前詰めるが、佐藤が押し切り優勝ゴール。2着に梅川、3着に那須が入線した。なお、仲澤は過失走行により失格と判定された。
【第3回競輪祭女子王座戦G1(最終日)12R=決勝・結果】
2車単1-2 210円(1番人気)
3連単1-2-4 2,100円(7番人気)
決まり手:逃げ-差し
優勝/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
今回成績/予1・準1・決1
(優勝は)嬉しくもあり、悔しくもありの感じです。力を出し切った結果ですが、理想的(7人みんなで)なゴールにならなかった。ゴール前、一生懸命に走り切りたかった、戦い切りたかった悔しさが残っています。
ウォーミングアップで自転車に乗った時に嫌だなと思い調整して、自信を持って悔いなく走れる状態をつくりました。初日から初めて乗った自転車だったし、初日は自分の感覚も悪いし、昨日の感覚のほうが大事だと思ったので、セッティングを修正しました。
レースでは、勝負所の最終2センターでアクシデントがあり、そこで力が抜けたのでのですが、すぐに走り切らないとと気持ちが切り替わったので良かったです。
グランプリ前は各自のフリートレーニング。クリスマス近くになると(ナショナルチームの)コーチがホームに帰るので、自分で考えてトレーニングをする不安な状態になりますが、しっかり練習を積みたいです。
3日間敢闘門からいろいろな方から名前を呼んでいただき応援してもらえて嬉しかったし、頑張らないといけないと前を向くことができました。
グランプリでも、昨年の反省を生かして優勝できるように頑張ります。
【ガールズグランプリ2025出場予定選手決定!】
佐藤水菜(L1・神奈川114期)
児玉碧衣(L1・福岡108期)
久米詩(L1・静岡116期)
梅川風子(L1・東京112期)
尾崎睦(L1・神奈川108期)
坂口楓華(L1・愛知112期)
山原さくら(L1・山口104期)
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(P-Navi編集部)