奈良G3(最終日)レポート

2019/02/19(火) 20:09

奈良G3(最終日)レポート

2019年2月19日

奈良G3(最終日)春日賞争覇戦

【12R=S級決勝】

1/村上博幸(SS・京都86期)
2/小倉竜二(S1・徳島77期)
3/新山響平(S1・青森107期)
4/原田研太朗(S1・徳島98期)
5/山崎芳仁(S1・福島88期)
6/長島大介(S1・栃木96期)
7/村田雅一(S2・兵庫90期)
8/竹内智彦(S1・宮城84期)
9/佐藤慎太郎(S1・福島78期)

並びは42・17・6・3598。

まずは青板から後団の新山が動く。

そして、原田と小倉の徳島ラインを抑える。
村上も併せて前へ出る。

赤板周回、新山の番手を村上が奪いにいく。

打鐘前、第2コーナー過ぎで完全に村上が新山の番手を取り切った。

最終周回、逃げる新山を村上がピッタリ追走する。
そして、後続は車間が空いて、一本棒状態。
第2コーナー過ぎから原田も捲くるが、新山と村上との差はなかなか詰まらない。

最後の直線は新山と村上のデッドヒート。
後続では佐藤が小倉と接触して落車、さらに山崎と村田も巻き添えを食う形に。

ゴール線前のアクシデントは関係なく、最後は村上が差し切って優勝。
村上は3週間前の松阪記念以来、通算8回目、今年2回目のG3制覇となった。
2着は逃げた新山が残り、3着には原田が届いた。

優勝/村上博幸(SS・京都86期)
あらゆるケースを想定、作戦は色々と考えていた。
でも、決めないで流れに任せようと。
新山君の後ろは取れたらええなとは思っていたけど、決めていなかったから取れたとも言える。
踏み出しはそうでもなかったけど、新山君はホンマに掛かっていた。
最終第3コーナーくらいで脚はたまらん状態。
だけど、このチャンスを逃したら優勝できへんと、無我夢中で踏みました。
今回は竜生(三谷)がいなかったんでね。
僕が優勝を狙うと言うよりは、近畿の誰かが優勝できるようにとは思っていた。
あとは日頃の練習、新しく採り入れていること噛み合っているんかなと。
この年齢なんで急に脚は上がらないですけど、これからも自信を持って取り組んでいく。
そして、もっと高いところを目指していきたい。
せやけど、ホンマにもう脚がパンパンです(苦笑)。

【6R=S級企画レース・ブロックセブン】

1/三谷将太(S1・奈良92期)
2/網谷竜次(S2・香川91期)
3/青森伸也(S2・福島87期)
4/山岸佳太(S1・茨城107期)
5/山田庸平(S2・佐賀94期)
6/大谷靖茂(S2・愛知93期)
7/海老根恵太(S1・千葉86期)

41・7・52・3・6の並びで周回を重ねる。
仕掛けの早い奈良の333mバンクだが、赤板に突入しても誰も動かず。
そして、そのまま山岸の先行で打鐘を迎えた。

最終周回、6番手の単騎・青森が内をすくって中団を確保。

海老根も脚を溜めて、捲りのタイミングを伺う。
だが、山岸が逃げ、三谷がマーク。
最終BS手前から青森、山田も捲るも不発。

山岸、三谷、海老根のS級1班の熾烈(しれつ)な直線勝負。

最後は三谷が追い込んで1着。
2着は山岸、3着に海老根。

1着/三谷将太(S1・奈良92期)
山岸君、素晴らしい先行力のある選手ですね。
敵(他地区)ながらアッパレでした。
近畿の選手たちにもちゃんと伝えておく。
地元の奈良記念には呼ばれなかったんですけどね。
こうしてブロックセブンで勝てたのもみなさんの応援があったから。
ここまで地元勢がピリッと、していなかった。
でも、前のレースで太祐(中井)が1着を獲って、勢いをつけてくれた。
この後も栗山も、俊亮も走るんで、続いて欲しい。
そして、最後の決勝まで盛り上がって欲しい。

(P-Navi編集部)

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