2021/05/02(日) 18:15
奈良競輪G3(最終日)施設整備等協賛競輪「秋篠賞」
【11R=S級決勝】
1/中西大(S1・和歌山107期)
2/福島武士(S2・香川96期)
3/久木原洋(S2・埼玉97期)
4/松崎貴久(S2・富山82期)
5/鷲田佳史(S1・福井88期)
6/大川龍二(S2・広島91期)
7/三谷将太(S1・奈良92期)
8/吉田茂生(S1・岐阜98期)
9/石原颯(S2・香川117期)
奈良333mバンクを舞台にした4日制のG3シリーズ。
短走路決戦らしく、初日から機動型の活躍が目立った。
中西大が初日特選から3連勝とパワフルな走りを連日披露してシリーズを牽引する一方で、今年1月にS級に特別昇級したばかりの石原颯が、予選から3連勝でG3初優出とV戦線に急浮上。
また、地元のG3で気合みなぎる三谷将太は、二次予選、準決勝で中西とワンツー。
2月の奈良記念は二次予選の落車で欠場と悔しい結果に終わっていたが、悲願の地元Vへオール連対で決勝進出を決めた。
中西を先頭とする近畿ラインと、石原の中四国ラインがともに3車連携。吉田、松崎の中部ラインと単騎の久木原も加わって決勝は細切れ戦。
メンバーでG3優勝を経験しているのは鷲田佳史(今年2月いわき平記念)のみ__。
一番人気に推されたのは新鋭・石原だったが、主導権争いから目が離せない混戦必至の決勝となった。
■レース展開
誘導以下、9石原-2福島-6大川、1中西-7三谷-5鷲田、3久木原、8吉田-4松崎で周回を重ねる。青板から吉田が上昇して、石原の横まで並びかけると、BSでは石原が突っ張って徐々に先行態勢に入っていく。赤板は石原が先頭で、中西が中団、7番手に久木原、8番手に中部ラインで通過。最終HSから中西が捲り発進するも、快調に飛ばす石原の前に不発。これを見た三谷は機敏に切り替えて前に踏むと、最終3コーナーで福島の内を突く。直線では逃げ粘る石原を、三谷が内から捕えて優勝ゴール。2着に石原、3着に福島が入線した。
地元の意地を見せた三谷はG3初優勝。地元G3は10回目の挑戦で、値千金のV獲りを果たした!
優勝/三谷将太(S1・奈良92期)
今節成績/一2着・二2着・準2着・決1着
次走出場予定/福井F1(5月14日~16日)
「かかっている所でも仕掛けてくれた(中西)大と、後ろでしめていてくれた(鷲田)佳史さんのおかげです。自分自身もラインに助けられました。スタートからの並びも一番良かったし、最高の展開。最後はイチかバチか。落車の音がしてガッツポーズはできなかったけど、1着で最高に嬉しかったです。自分が獲りたいと思っていましたし、地元で精一杯、走れたと思います」(P-Navi編集部)