2022/02/13(日) 19:26
奈良競輪G3(最終日)
開設71周年記念「春日賞争覇戦」
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2月10日から2月13日の日程で開催された、奈良競輪開設71周年記念「春日賞争覇戦」は、前回のG3を優勝している三谷将太や三谷竜生ら地元・奈良勢が勝ち上がりを逸する中、長期欠場から復帰した脇本雄太がブランクを感じさせない走りで予選から3連勝。古性優作もグランプリ王者の力を発揮しで勝ち上がるなど地元地区代表の意地を示した。
最終日の決勝は、好調の石原颯を先頭に5車で結束した中四国、落車の影響を感じさせない吉田拓矢と宿口陽一の関東SSライン、そして脇本、古性の近畿ラインがどう封じるか。3つのラインの動向が注目を集めた。
レースは石原颯が赤板から主導権を握ると、番手から捲りを放った宮本隼輔をゴール前で松浦悠士がかわして優勝を果たした。
3日目のレポートはこちら
【最終日・12R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/吉田拓矢(SS・茨城107期)
3/柏野智典(S1・岡山88期)
4/宮本隼輔(S1・山口113期)
5/脇本雄太(S1・福井94期)
6/西田雅志(S2・広島82期)
7/松浦悠士(SS・広島98期)
8/石原颯(S1・香川117期)
9/宿口陽一(SS・埼玉91期)
【レース展開】
誘導以下、8石原—4宮本—7松浦—3柏野—6西田、2吉田—9宿口、5脇本—1古性で最終的に隊列が整う。赤板で先行態勢に入った石原颯がグングン加速すると、6番手に吉田拓矢、8番手に脇本雄太で打鐘、最終HSを通過。最終2コーナー手前から番手の宮本隼輔が捲りを打つと、松浦悠士が車間を空けながら追走。最終BS過ぎ、前団を捕らえようと吉田が捲って出るが、前団には届かず。松浦が宮本をゴール前でかわして1着、2着に宮本。3着は吉田が入線した。
松浦は昨年12月の広島記念以来、通算14回目の記念制覇。また通算300勝にも、また一歩近づいた(現在293勝)。
【奈良記念G3・S級決勝結果】
2車単7-4 1,790円(9番人気)
3連単7-4-2 9,190円(44番人気)
決まり手:差し-捲り
優勝/松浦悠士(SS・広島98期)
今回成績/特2着・二2着・準2着・決1着
次走出場予定/G1全日本選抜競輪(2月20日~23日)
石原君とは、落ち着いて仕掛けようと。石原君のかかりが凄く良かったので、これはさすがに来られないだろうと思っていました。ワンツースリーフォーまでは決められなかったですけど、宮本君のかかりも良かったですし、ワンツーが決まって良かったです。吉田君や脇本さんなど、ビッグレースの決勝で対戦するような選手を相手に、同地区で結束してワンツーを決められたということは、ビッグレースでも決められるのでは、と思いますし、力を合わせて勝てたのは大きいです。状態自体、和歌山記念から右肩上がりと感じています。体調管理をしっかりして、次のG1に臨みたいと思っています。
(P-Navi編集部)