207

恋して競輪ハンター

2024/01/17 (水) 10:16

恋して競輪ハンター

木三原さくら「恋して競輪ハンター」149 Hunting

2024年になり、1月も半ば。お正月ムードも終わって、日々、いかがお過ごしでしょうか。
私は、年明け元日から、怒とうの16日連続19生放送という、正月もへったくれもない2週間を過ごしていました。正直、「まだ、1月10日か……」と、時の流れを遅く感じ、忙しそうだね~と言われる現場でのあいさつも、謙遜する方が失礼かと思うほど、慌ただしい毎日でした。

そんな日々ではありますが、もちろん車券購入は怠りません。というか、怠っておけばよかったと思うくらい、買いました。そして、負けております。
この時期は、期変わりということもあって、予想の難易度はいつも以上です。競走得点順に1枠から並ぶミッドナイトでも、降級・降班(また昇級・昇班)してきた選手たちの点数や直近成績が、あてになりません。そういったところで波乱のにおいがするので、競輪ファンとして腕がなります。力差はどれくらいあるのか? 過去レースを見て、選手たちの力量を比べ、自分の中で査定して、いざ勝負。まあ、その狙い目の当たらないこと。今年の私の車券的トレンドは、注目していた選手がしっかり1着で来るのに、2・3着が抜けるというパターンが多いです。自己分析もできている。しかし、当たらない。これは、前厄のせいでしょうか?

しかし、そんな中でも、万車券初めは無事に済みました。
今年の初万車券は、ガールズケイリンでした!

1月7日から松戸競輪で行われた、ミッドナイト開催。2日間の予選から1番人気決着はなく、競走得点上位から車番順に並ぶミッドナイト競輪で、らしくない配当が出ていた、この開催のガールズケイリン。33バンクゆえなのか、松戸競輪でのガールズケイリンは、一筋縄ではいかない印象です。位置を求めて動いていく選手も多く、仕掛けた選手やタイミング次第では、波乱のレースとなりやすい。
まさに、そんなレースが連日、見受けられた今開催の松戸に、ピッタリの選手がいました。それは、地元千葉の田中まい選手です。田中選手の走りの魅力は、レースの中でしっかり前々に動いてくれるところ。勝っても負けても、夢を乗せたくなる走りをしてくれます。また、個人的に昔から車券相性が良く、高配当を何回も取らせてもらっています。

田中まい
田中まい選手(千葉104期)

予選2日間、田中選手の出場したレースの中心は、ガールズグランプリ2023出場者である坂口楓華選手でした。田中選手は、持ち前の積極策で前々へと踏み、巻き返してきた坂口選手に飲まれてしまってからも、粘り込みを見せていました。
そうした動きで、予選2日間をともに2着で勝ち上がり、決勝戦もしっかり前々勝負。結果は、坂口選手の捲りが決まっての完全優勝でしたが、田中選手はそれを追いかけ、逃げ粘って2着という結果でした。3着も荒れて、3連単は1万3670円。大好きな選手を含む車券で、今年の万車券がはじまって、嬉しい結果となりました。

昨年、松戸競輪でオールガールズクラシックを見てから、ガールズケイリンが、より一層、面白くなってきたこの頃。今後は、さらにガールズケイリンのG1開催が増え、ガールズケイリンのグランプリ争いも、ますます白熱するのではないでしょうか。男子選手同様に、ガールズケイリンも積極的に動く選手が好きです。勇気ある走りに夢を乗せて、今年のガールズケイリンも、めいっぱい車券を買って、楽しんでいきたいです!

***************
【恋して競輪ハンター・過去コラム】
148Hunting「広島記念で帯チャレンジ」
147Hunting「玉野競輪初のS級ミッドナイト」
146Hunting「この涙を忘れない」
145Hunting「並びの思惑」
144Hunting「都築巧選手の完全優勝」
143Hunting「私たちのオールガールズクラシック」
142Hunting「オールガールズクラシックG1を終えて」
141Hunting「本命選手にかかるプレッシャー」
140Hunting「競輪は初手」
139Hunting「追いかける優勝車券」

【略歴】

木三原さくら(きみはら・さくら)

1989年3月28日生 岐阜県出身

2013年夏に松戸競輪場で
ニコニコ生放送チャリチャンのアシスタントとして競輪デビュー。
以降、松戸競輪や平塚競輪のF1、F2を中心に競輪を自腹購入しながら学んでいく。
番組内では「競輪狂」と、呼ばれることもあるほど競輪にドはまり。
好きな選手のタイプは徹底先行!
好きな買い方は初手から展開を考えて、1着固定のフォーメーション。
“おいしいワイド”を探すことも楽しみにしている。

恋して競輪ハンター

木三原さくら

2013年夏に松戸競輪場で ニコニコ生放送チャリチャンのアシスタントとして競輪デビュー。 以降、松戸競輪や平塚競輪のF1、F2を中心に競輪を自腹購入しながら学んでいく。 番組内では「競輪狂」と、呼ばれることもあるほど競輪にドはまり。 好きな選手のタイプは徹底先行! 好きな買い方は初手から展開を考えて、1着固定のフォーメーション。 “おいしいワイド”を探すことも楽しみにしている。

閉じる

木三原さくらコラム一覧

新着コラム一覧