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【ふるさとカップ】鈴木庸之「赤板で宮下君のお尻にぶつかった(笑)」

2022/07/28(木) 18:45 0 6

弥彦競輪ふるさとカップ(GIII)」は28日、初日を開催。7レースのS級一次予選で1着を取った鈴木庸之に話を聞いた。
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重度のヘルニアと戦う鈴木庸之。関東の個性派レーサーの1人だ。

 個人的にはルールの改善点が必要だと思うが、今岡徹二が誘導の早期追い抜きで失格。これを見ていた前受けの宮下一歩も、自分も危ないと思い大バック。この動きの後ろにいた鈴木庸之は「お釜を掘りそうになった。宮下君のお尻にぶつかり、あれで脚の8割を使ってしまった(笑)」。

 その後の鈴木庸之はサーカス相撲。外を自分で捲りに行き、2センターではエックス攻撃で内に入り頭まで突き抜けた。

「体は動いていないけど視界は良好。走っていないけど、レースは何十万回も見ているし、頭も冴えていた。やはり、レースは“競輪脳”が大切になってくるので」。

 重度のヘルニアで病名は脊椎管狭窄症。手術をしてボルトを入れる方法もあるが、もし落車してボルトがずれたら、歩行困難の可能性もあるそうだ。鈴木庸之は、いつもニコニコしているが、結構、厳しい性格。関東の事件史には必ず登場するぐらいの個性派レーサー。

「もう、良い時の状態には戻らない」と本人は語るが、関東の競輪を考えると、絶対に必要な人材だ。(町田洋一)

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