2022/06/26(日) 11:45 1 9
記念初優勝で瓜生が感じた手応えを語った前編に続き、後編をお届けする。(アオケイ・八角記者)
ーー熊本勢台頭の要因は何でしょう?
瓜生崇智:雰囲気がすごく良い。今まで先輩方が築き上げてきたモノもあるけど、若手が増えて、のびのび良い意味で調子に乗れる空気感もあるんですよ。何と言っても、熊本のトップ・中川誠一郎さんがのびのびとした方なので(笑)。後輩たちを萎縮させてしまうような雰囲気では下はなかなか育ってこないのかな、と感じますね。
ーー最近、とある選手と練習されたそうですね。
瓜生崇智:脇本(雄太)さんが熊本へ来てくれました。2020年の冬、実家のほうに自分のトレーニングジムを建てたんです。当時はA級で成績も金銭面も苦しいときだったけど、強くなりたい一心で自己投資だと思って。本当は先に高級車を買いたいところをグッと我慢。でも、トレーニングを積んで、そこから成績も上がってきましたね。
トレーニングについて、5月のダービー開催中に脇本さんにずっと聞いていたら「そんなに話すなら熊本へ遊びに行くよ」と言ってくれて、6月に入ってすぐに来てくれました。
ーー脇本さんと瓜生さんはどういう繋がりですか?
瓜生崇智:単純にお酒が好きなところ(笑)。脇本さんも僕も食い道楽、グルメだから気が合う。脇本さんは凄く後輩想い。それなのに後輩にアドバイスを求められたりする機会があまりないみたいで、脇本さん寂しそうでしたね。僕が人との車間の詰め方が上手いのかもしれない!? ウマい、座布団一枚(笑)。自分はグイグイ行ったけど、もしかして本当は嫌がっていたのかもしれんっすね(笑)。
ーーどんなトレーニングを?
瓜生崇智:僕の目的はトップスピードの向上と自力の脚力アップ。捌き含め、自在にやっていくにしても、今の時代はタテがないと戦えないし、ショート捲りくらい打てないと。練習は4日間で3日間はジムトレーニング中心、自転車には1日少しだけ乗ったぐらい。
脇本さんはナショナルチームでずっと鍛えてきた方だし、教えてもらったトレーニングはどれも新鮮で勉強になった。懐の深い人なので何でも教えてくれました。間近で一緒に練習をして、改めて競輪界で一番強い選手だと感じた。だらしない部分もあったけど…(笑)。
ーー脇本選手の凄さってどんなところですか?
瓜生崇智:「集中力」ですね。一つ一つのトレーニングに入る前に凄く集中する。あの集中力はなかなか真似できないと思う。
食事にも連れて行っていただいた。脇本さんと仲の良い誠一郎(中川)さんも合流。お二人から、これ以上ない良い刺激を受けましたね。脇本さんや誠一郎さんみたいにはなれないけど、少しでも追いつけるように頑張りたい。いや〜、やっぱりワッキーは格好よかった。本当に凄い方、色んな意味で競輪界最強っす(笑)。「ワッキー大好き!」って書いておいてください。あ、誠ちゃんも。嫉妬しちゃいますからね(笑)。
8月に西武園で開催されるオールスターに選出された瓜生(44位)。4度目のGIの舞台に向けて「沢山のファンの方々に支えられている。ありがたいですし、応援してくれる人たちのためにも恩返しができるように頑張る。大暴れしたい」と闘志を燃やす。また、競輪祭出場も決まっており、今後も熊本の若きリーダーの活躍から目が離せない。
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