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【金鯱賞争奪戦】92期ルーキーチャンピオンの稲吉悠大

2022/03/06(日) 14:30 0 3

名古屋競輪「開設72周年記念・金鯱賞争奪戦(GIII)」は6日、最終日を迎えた。3レースのS級選抜を走った92期、ルーキーチャンピオンの稲吉悠大に話しを聞いた。

14年前の名古屋競輪場で行われた92期ルーキーチャンピオンの稲吉悠大

 今回、119期のルーキーチャンピオンレースが行われるが、14年前の当地で行われた92期のルーキーチャンピオンは稲吉悠大。実況アナの藤澤宏己さんの名調子で、この話しが紹介され、記者席でも、みんな当時の事を調べ始めた。僕自身も、完全に忘れていたし、その一人。

 稲吉悠大は「僕も過去の栄光だし、もう忘れていました(苦笑)。いつも、その事を実況の時に言ってもらえるので感謝している」。

 デビュー当初の稲吉はイケイケの自在選手。捲り、イン粘り、先行と縦横無尽に走っていた。僕のイメージは、レースの荒い一発屋でクラッシャー。穴レースを提供してくれるので、稲吉選手の車券はよく買っていた。

「あの頃は、調子に乗っていたし勘違いしていた(笑)。結局、まだFIの優勝もない。25歳の時に鎖骨を折る怪我をしてから急降下。追い込みに戦法をチェンジして、やっと少し戻ってきた。大きな事は言えないし一戦、一戦集中して。若い子も先輩も、みんな見ている。きちんとした走りをやり、先行選手からも信頼される様にならないと。競輪は“自我”との闘いでもあるし、我慢するところは我慢して魅せるところは魅せていきたい」。

 ちなみに木暮安由は悪質の失格がありルーキーチャンピオンには出場出来なかった。鷲田幸司に対しては「当時から面白い人」との事です。(町田洋一)

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