ここは7月岸和田から初日8連勝中の土生智徳に人気が集まるなか、後方5番手からの2角まくりが見事に決まり白濱一平とワンツー。土生が3着で3連単は26,340円と高配を呼んだ。白濱は「いつも頑張ってくれるけど、今日のスピードはすごかった。吸い込まれるようでした」と真崎を絶賛した。

　真崎も「作戦通りでした。スピードが良かったし、乗り越えたあとは行けると思った」と会心の勝利にしてやったり。ここ2場所で調子は上向きだ。10月弥彦では昨年7月伊東以来、約1年3か月ぶりに決勝進出と、確実に流れが向いている。最近、練習環境を変えたことが影響しているようだ。

　真崎は約1か月前から山田庸平を中心に活動する練習グループに加わった。青柳靖起、立部楓真、坂田康季といった若手S級勢に囲まれ、彼らの存在が大きな刺激となっている。

「取り組む気持ちが変わりましたね。追いつかないといけないと思い、練習に身が入りますから」と必死の形相で食い下がっている。

　あえて厳しい環境に身を置くことで闘志に火がついた。すぐさま直結するかはともかくとして、現にこうして結果が出ており、まだまだ勢いは続きそうだ。(netkeirin特派員)