2025/11/07(金) 21:32 0 0
初日は竹野百香が前で受けると内枠を生かした手際いい動きでその後位をゲット。誰も動きがなく竹野がそのまま先行体勢に入るとピタリと食い下がった。最後、交わすことはできなかったが、道中は余裕を持ち口が空く事も無くスンナリと続いて2着。幸先いいスタートを切った。
「今日は誘導が上がったしああなると大浦(彩瑛)さんも仕掛けにくかったと思う。自分も、竹野さんのスピードが落ちないし、ニュートラルに入れるところがなくてきつかった。差し込みに行って伸びなかったけど、それでも足はすご〜く、いいです!」と笑顔で振り返るあたり、明らかに気持ちは乗っている。
気分が上がるのも当然だ。2場所前の川崎では通算3回目、今年初Vを挙げたからだ。決勝は石井貴子(千葉)を筆頭に好メンバーがずらりと揃うなか、怒涛の伸びで勝利をもぎ取った。板根が勝因に挙げたのはある選手のアドバイス。それは同配分だった藤田剣次からのものだった。
藤田といえば児玉碧衣らの師匠として知られ、多くの弟子を育てたガールズケイリンの大家。板根もちゃっかりとセッティングを見てもらい「車の伸びがぜんぜん違うんです。余裕が持てるから道中の流れも見えるし落ち着いて走れる。川崎は初日から違いました」と、まるで自分のフレームではないような手応えを実感した。
今は脚も気持ちも充実ムードが漂う。勢いはそのままに力強く2日目、6Rのガールズ予選2に挑む。(netkeirin特派員)