前回の玉野GII「第21回サマーナイトフェスティバル」は2，2，4，2着。1着こそなかったが若さを押し出した積極果敢なレースは堂々たるもので、準決は無欲の6番車として潔く風を切り4着も2車で飛び出し和田圭を確定板に送り込む激走だった。

「(サマーナイトは)今まで走ったビッグレースのなかでシリーズを通して一番いい走りができたと思います。まとめることもできたかな…と」と本人も納得で、実りのあるシリーズとなった。

　あと一歩、わずかな差を埋めれば初のビッグ決勝も見えてくる。そのために取り組む課題として掲げたのは「力の配分」だ。克服への一環として、今回は初日から新車を投入する。

「ここで使ってみて、いい手応えならばそのままで、もしも違和感が残れば戻そうと思っています」と、備えあれば憂いなしと言わんばかりに2台持ちで本番に備える。

　オリオン賞は1番車の内枠を手にして援護役には佐藤慎太郎と2車ながらも十分、勝負ができる構成だ。

「自分のレースで結果が出れば。頑張ります！」と、過去2回FIシリーズを走りいずれも完全Vを達成するなど相性抜群の当地で全力を尽くす。(netkeirin特派員)