2025/08/11(月) 17:25 0 8
4月に特昇を果たし5月川崎でS級デビューを果たすも、決勝で落車し痛い洗礼を浴びてしまった。ケガは左膝の損傷で7月岸和田まで戦線離脱を余儀なくされた。それでも、復帰戦の岸和田では初日に逃げ切り勝ちを収め、富山記念で初の9車立てを経験し2、9、5、1着。長い距離を踏む長所を全面に出した運びは頼もしく、S級でも即戦力で通用することを証明した。
「もう膝の痛みはないしケガをする前と同じぐらいの感覚です」と完調をアピールしている。
推薦枠で選出された今回は初のGI出場となる。父、芳仁もおり親子でのGI出場は2010年の坂本勉(引退)、貴史以来2例目だ。
「父からは主導権を取るレースを続けろ、とだけ言われています。自分もその通りだと思います」とシンプルながらも重みのある金言を胸に戦っている。直前の4Rを走る父の雄姿を目に焼き付けて、自信を持って大舞台に立つ。(netkeirin特派員)