2025/08/08(金) 10:00 0 2
小倉競輪場で8日に初日を迎えた「万博協賛・吉岡カップ(GIII)」。BSの位置取りも想定した本格競輪予想を提供する「倉本匠馬」が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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競馬ではJRAが薄暮開催で盛り上がり、祝日の月曜日は盛岡競馬場でクラスターカップが開催。この3連休は筆者の住んでいる関西の大阪では万博の影響ですごい人出が予想されるが、競輪は昼に小倉競輪「万博協賛・吉岡カップ(GIII)」、夜には宇都宮競輪「女子オールスター競輪(GI)」が行われる。
お盆も近づき大きなレースが目白押しで、盛り上がること間違いないだろう。また、今回取り上げるレースは12日から開催される函館競輪「オールスター競輪(GI)」の影響もあり、メンバーはやや手薄に見える部分もあるが、配当的にはかなり狙い目のレースなのでしっかり分析していきたい。
まずバンク特徴としては、1周が400m、直線は56.9mと一般的な長さ。風も吹かない高速決着のため、特に大きなクセがないノーマルのバンクと見るべきだろう。脚質の大きな有利不利もないが、直線は大外からでもさすがに外が伸びてくるため、その辺りには注意したい。
開催日数が多く、他の競輪場と比べて過去に走った経験がある選手も多い。非常に相性を見極めやすいので、成績一覧からしっかりと割り出した上で予想をしていきたいところだ。
玉野競輪「サマーナイトフェスティバル(GII)」では頭打ちであったが、記念レベルでは毎回1着を取っており、ホームから動きやすい小倉バンクならばスタイル的にはかなり合いそう。また、本来であればオールスター競輪を走っても不思議ではない器。得点的にも格下が揃う相手ならば、2日目以降に3連勝以上しても決して驚きはない。とにかく初日の脚の出に注意したいところで、そこでその後の車券の取り扱いを決めたいと考えている。
昨年辺りはやや調子を落としつつもある時期もあったが、今年に入ってからは絶好調。直近だと5場所連続で勝利しており、競走得点も110点に近い値まで上昇。室内の小倉バンクとの相性も良さそうだ。オールスター競輪の影響でメンバーが手薄なことは事実。実績や今の勢い、脚力を踏まえても優勝候補の最有力と言っても過言ではないだろう。
2021年の全日本選手権トラックジュニアケイリン2位やジュニア世界選手権3位など輝かしい成績を背負いデビューした、125期の超若手の新星。まだS級に昇格してから半年しか経っていないが、記念レベルでも1着を取っており地元ならば侮れない存在になる可能性が高い。開催名には師匠・吉岡稔真の名が入っており、本人も優勝を意識したコメントを残している。脚力的にも足りるここは、過剰に人気さえしなければ、初日から要注意の1人だろう。
主に実績があって優勝が期待できる原田と嵯峨、若手でかなりの注目が集まる選手を取り上げたが、それ以外の選手にもチャンスは十分にある。もちろん、地元勢で楽しみな林兄弟の長男・大吾と次男・慶次郎や岩谷拓磨などのS1コンビや、実績だけで言うと芦澤辰弘、谷口遼平、南潤などの選手にも注意が必要だろう。
地区によって自力選手の層の厚さと小倉バンクとの相性が全く違うことも確かなので、きっちりと見極めた上で4日間戦いたいところだ。前準備が物を言う開催となるだろう。
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