2025/06/02(月) 19:35 0 5
2025年6月2日 取手競輪
開設75周年記念「水戸黄門賞」G3(3日目)
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【10R=S級準決勝】
木村皆斗を打鐘過ぎに叩いて藤井侑吾が主導権取り。6番手の松井宏佑が最終BS前から捲り、前団をとらえて1着。最終BSで最後方だった成田和也が直線で開いたコースを鋭く伸びて2着。松井マークだった佐々木眞也が3着に入線した。
1着/松井宏佑(S1・神奈川113期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特8・二1・準1
G3優勝:3回(25年2月奈良)
積極的な選手ばかりだったので、後ろからの組み立てを考えていました。苦手な後ろ攻めでしたが、しっかり持ち味を出せば、いける自信がありました。他のラインに脚を使わせてと思い、もう少ししかかるタイミングが早ければ良かったのかなと思いますが、1着に届いたし、(佐々木)眞也君も3着で確定板に届いたので、最低限は走れたのかなと思います。なんとかワンスリーが決められて良かったです。自転車のフィーリングは日に日に良くなっています。
(決勝は)自力。
2着/成田和也(S1・福島88期)
今回成績:特3・二3・準2
G3優勝:5回(23年6月久留米)
展開は、並びで予想がついていました。最後は(渡邉)一成が外にいってくれたので、内に突っ込んだら空きました。9番手ではありましたが、今日けっこう軽く感じたので、脚に余裕があったのかもしれません。バンクコンディションは、軽い方が好きですね。
(決勝は)地元(茨城)の3番手。吉田(拓矢)君、杉森(輝大)君にお世話になっているので。
3着/佐々木眞也(S1・神奈川117期)
今回成績:一3・二1・準3
G3優勝:1回(24年9月青森)
最終HSは全体的にスピードが上がっていたので、すごくキツかったですね。(松井宏佑の踏み出しは)強烈でした。今日は、とにかく松井さんとの連結を外さないことだけでした。しっかりケアして、明日に臨みたいと思います。
(決勝は)神奈川の3番手。
10Rレース結果
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【11R=S級準決勝】
佐々木悠葵が最終HSで櫻井祐太郎を叩いて主導権取り。関東ラインを追った郡司浩平が最終2コーナー付近から捲り、最終3コーナーで佐々木をとらえて1着。郡司マークの和田健太郎が2着で続き、南関東のワンツー。佐々木マークから杉森輝大が3着に入線した。
1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特7・二1・準1
G3優勝:25回(25年5月平塚)
前中団からだったので、落ち着いたところを行こうと思っていました。そのタイミングで、佐々木(悠葵)が行った感じでしたし、打鐘からホームで仕掛けようと。佐々木がカマシ、スピードに乗っていたのですが、待てなかったので行くしかないと思いました。仕掛けられたのは良かったのですが、少し力んでいると感じましたね。今日は、短い距離の仕掛けでしたが、もう少し距離が伸びて1周ないし1周半になると、休むところを作らないと後半加速できないので、それをイメージしていたのですが。
(決勝は)松井(宏佑)君の後ろ。番手。ラインを生かすも殺すも自分達なので、気持ちを引き締めて、そこを意識して走りたいと思います。
2着/和田健太郎(S1・千葉87期)
今回成績:特9・二2・準2
G3優勝:4回(23年12月伊東温泉)
(郡司)浩平は要所で仕掛けながら、回しながらタイミングを取っている感じで、あれは浩平にしかできない。抜ける感じはなかったです。離れさえしなければ、なんとかワンツーが決まるのではないかと思っていました。このクラスにしっかり付いていくことが大事だと思うので、まずは良かったと思います。
(決勝は)神奈川の4番手。
3着/杉森輝大(S1・茨城103期)
今回成績:一5・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:15回目(25年4月武雄以来)
(佐々木悠葵の)踏み出しが強烈で、少し口が空いてしまい、脚がいっぱいになったのですが。郡司(浩平)君は、先に切るのかなと思い、一度脚を使わせての形でしたが、思うようにならなかったですね。郡司君、和田(健太郎)さんまで通過した時点で、8番車だけはどうにかどかしてと。最後は、なんとかですね。今日は、脚の感じが良くなかったので、明日はいい状態で戦えるように準備したいと思います。
(決勝は)吉田(拓矢)の後ろ。番手。ひとつでもいい着が取れるように走ります。
11Rレース結果
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【12R=S級準決勝】
河端朋之が三谷竜生との先手争いを制すと、眞杉匠が最終HSから仕掛けていく。河端マークの岩津裕介が眞杉をけん制。眞杉マークの吉田拓矢は直線外から差し切り1着。岩津が2着、吉田の後位でレースを進めた54歳・内藤宣彦が4コーナーから中コースを伸びて3着に入線した。
1着/吉田拓矢(S1・茨城107期)
今回成績:特2・二3・準1
G3優勝:7回(25年3月玉野)
(初手)理想の並びだったし、(最終HSは)眞杉(匠)もいいところで行ったなと思い、決まるかなと思ったのですが、河端(朋之)さんもかかっていたし、岩津(裕介)さんも良かったですね。最後まで眞杉の動向を見てから踏んだのですが、二人で勝ち上がりたかったですね。今日は、前2日より良かったのですが、自転車なのか体なのか分かりませんが、もう少し良くなって欲しいです。全プロ大会でカーボンフレームを力くで踏んでいたので、それが良くなかったのかなと思います。
(決勝は)自力です。地元なので、いい勝負ができたらいいなと思っています。
2着/岩津裕介(S1・岡山87期)
今回成績:特4・二3・準2
G3優勝:7回(15年1月いわき平)
河端(朋之)君のかかりがすごかったですね。打鐘の前から踏んでいって駆けた感じだったので、さすがに(三谷)竜生も無理なのではと。最終HSで、河端も残っていないかなと思ったのですが、そこですごく加速していったので、危うく昨日のように自分が先行になりそうでした。最終4コーナーで、河端君と決まりそうだと思ったのですが。吉田(拓矢)君、やっぱり違いますね、後ろをもう一人連れ、あそこまで突き抜けるのはなかなかできない。自力の脚がありますね。体調は、日に日に良くなっています。
(決勝は)位置は決めずやります。単騎。
3着/内藤宣彦(S1・秋田67期)
今回成績:一5・二2・準3
G3優勝:1回(01年6月弥彦・後節)
僕は、前のふたりに付いていけるかどうか。眞杉(匠)の動きがシンプルなのかどうなのかでした。眞杉が、最終1コーナーで、グッといったので、自分が踏みすぎて後輪が飛び、一瞬やばいと思ったのですが、(岩津裕介のけん制の)あおりをもらって付けました。あとは、ヨシタク(吉田拓矢)がどこから踏むか、踏み出すポイントを見極めている感じだったですね。俺は、どうしようと思いながらも、無意識に眞杉の内に行きました。思ったよりも踏めていますね。
(決勝は)成田(和也)の後ろ。地元ラインの4番手。寛仁親王牌の権利が取れたので、競輪祭の権利も取りたいですね。
12Rレース結果
※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催
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【最終日・12R=S級決勝】
1/吉田拓矢(S1・茨城107期)
2/松井宏佑(S1・神奈川113期)
3/成田和也(S1・福島88期)
4/佐々木眞也(S1・神奈川117期)
5/岩津裕介(S1・岡山87期)
6/内藤宣彦(S1・秋田67期)
7/郡司浩平(SS・神奈川99期)
8/杉森輝大(S1・茨城103期)
9/和田健太郎(S1・千葉87期)
注目の並び想定は
1吉田-8杉森-3成田-6内藤
2松井-7郡司-4佐々木-9和田
5岩津(単騎)
決勝は、吉田拓矢の番手に杉森輝大が付き、その後ろに成田和也、内藤宣彦がまわる地元茨城と北日本の4車ライン。
松井宏佑の後ろには、郡司浩平、佐々木眞也、和田健太郎が続く南関東の4車。岩津裕介は単騎の競走となった。
地元記念の決勝で、今シリーズ初の自力戦となる吉田拓矢は、どう組み立てるか。悔いのないレースしたいとコメントするように、チャンスを逃さない仕掛けで地元記念連覇を狙っていく。吉田の仕掛けから番手の杉森輝大や北日本勢にもチャンスが巡ってくるか。
南関東勢も4車結束で強力ラインを形成した。松井宏佑が先頭で積極果敢に仕掛ければ、郡司浩平の今年5回目の優勝やラインで上位独占も考えられる。また、単騎で位置を決めない岩津裕介の動向にも注視が必要だ。
4車ラインを生かすのはどちらか。単騎の強襲はあるのか。激戦に注目です。
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◆直近の取手競輪グレードレース・プレイバック
2024年6月取手記念G3
優勝:吉田拓矢
2022年6月取手記念G3
優勝:吉澤純平
2022年2月全日本選抜G1
優勝:古性優作
2020年6月取手記念G3
優勝:郡司浩平
2019年6月取手記念G3
優勝:松浦悠士
2018年11月取手記念G3
優勝:山崎賢人
2018年6月国際トラック競技支援競輪G3
優勝:マティエス・ブフリ
2017年6月取手記念G3
優勝:吉澤純平
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◆レインボーカップチャレンジファイナル(前検日)レポートはこちら
※出場9選手コメントを要チェック!
(P-Navi編集部)