2018/06/10(日) 21:54
取手G3(最終日)国際トラック競技支援競輪
【12R=S級決勝】
1/鈴木庸之(S1・新潟92期)
2/鈴木裕(S1・千葉92期)
3/マシュー・グレーツァー(S2・オーストラリア短期登録)
4/テオ・ボス(S2・オランダ短期登録)
5/林巨人(S1・愛知91期)
6/山中貴雄(S2・高知90期)
7/金子幸央(S1・栃木101期)
8/マティエス・ブフリ(S2・オランダ短期登録)
9/中井太祐(S1・奈良97期)
号砲で外国人勢が飛び出す。
843・71・2・95・6の細切れ戦でレースは進んでいく。
残り2周回、まずは中井と林のラインが上昇。
単騎の鈴木裕と山中もそれに続く。
95・6・2・71・843の並び、外国人勢が後るになったところで打鐘。
中井が主導権を握るが、第2センター過ぎからブフリが動く。
ここで鈴木庸のブロックがあり、外国人勢ラインは分断されてしまった。
外から一気に捲くり上げようとするブフリだが、林のブロックで簡単に前には出られず。
しかし、第2コーナーから長い距離を踏み込んでいるにも関わらず、ブフリのスピードはさらに加速。
最終BS手前で中井と林を飲み込んで、完全に捲り切る。
そして、後続を引き離して、ブフリは独走でゴールラインまで駆け抜けた。
後団に置かれる苦しい展開ながらも第3コーナーから驚異の追い上げを見せたボスが2着。
3着には先行の中井が粘り強く残った。
ブフリは今開催、無傷の4連勝。
外国人としては2人目(シェーン・パーキンス=2016年・玉野、2017年・大垣)の記念競輪優勝を飾った。
優勝/マティエス・ブフリ(S2・オランダ短期登録)
レース前から分かっていたように本当にタフなレースだった。
コンディションはリオ五輪(銀メダル獲得)の時よりもアメイジングに良かった。
リオ五輪が終わってから、コンディションが上向きになっていることを実感している。
2020東京五輪に向けて、来年と再来年が大事な年になる。
これからもたくさんレースに出て、たくさん練習したい。
短期登録の契約(2年)は今年で切れるが、来年以降も呼んで貰えたら嬉しい。
【9R=L級ガールズケイリン2018インターナショナル】
1/太田りゆ(L1・埼玉112期)
2/ニッキー・デグレンデル(L1・ベルギー短期登録)
3/田中まい(L1・千葉104期)
4/ロリーヌ・ファンリーセン(L1・オランダ短期登録)
5/ステファニー・モートン(L1・オーストラリア短期登録)
6/石井寛子(L1・東京104期)
7/小林優香(L1・福岡106期)
太田が積極的に前を取り、1・3・6・7・4・2・5の並び。
外国人勢3選手が固まって後ろとなった。
打鐘でも隊列は変わらない。
だが、第4コーナー手前から7番手のモートンと3番手の石井がジワジワと上昇する。
残り1周を残し、石井が前に出た。
ところが、すかさず上がった小林が第1コーナーで先頭に立つ。
それも束の間、ファンリーセンが力強く踏み込み、モートンとデグレンデルも追走。
最終BSを過ぎ、外国人3選手が抜け出す。
第4コーナーからモートンが追い込み、さらに外からはデグレンデルも伸びる。
最後の直線からゴールラインの激しい攻防は写真判定に。
結果、デグレンデルに軍配が上がって1着。
2着に微差でモートン、3着は中団でこらえた小林が差し込んだ。
デグレンデルは笑顔で、俳優・渡辺裕之さんと「ファイト!一発!」ポーズ
1着/ニッキー・デグレンデル(L1・ベルギー短期登録)
自分の特徴、良いところは焦らないで待てるところ。
モートンとファンリーセンから離れないようにして、焦らずに踏もうと考えていた。
強いメンバーが揃ったレース、それができてエキサイティングでベリーハッピー。
ゴールの時はモートンに負けたと思ったが、結果は自分が勝った。
選手としてだけでなく、日本で色々な経験をさせて貰っていて強くなれている。
2020年東京五輪はあと2年だけど、もう2年しかないという気持ちもある。
努力して強くなって五輪メンバーに選ばれたい。
そして、メダルも獲りたい。
(P-Navi編集部)