初日の桑原大志は、前の落車に乗り上げる不運に見舞われて一次予選敗退。しかし、欠場することなく2日目に出走すると、月森亮輔のまくりをきっちりかわして白星ゲット。格上の存在感をしっかり見せつけた。

「(落車のダメージは)少ないので。今日は月森君がなんとかしてくれるだろうと。抜けたのはたまたま。まずラインで決めることを頭に入れていたので、離れないようにと思っていました」

　そもそも、なぜ手負いの身にもかかわらず、欠場せず2日目以降も出走することにしたのか。最終日のレインボーカップに愛弟子・藤井優希が出場することも関係しているのかと思われたが「それは全くないです」とキッパリ否定。そして「次の宮杯(高松宮記念杯・GI)を見すえて、ですね。宮杯で一次予選敗退になったら(途中欠場して)帰るのか、いや、そうじゃないだろうって。競輪人生の岐路じゃないですけど、自分を奮い立たせて"ここを頑張れないとGIにいけない"って思いで」と2日目以降も出走する決断を下した意図を明かした。

　最後には「ひっそり特秀を狙っています(笑)」と3日目の特選への意気込みも語った。(netkeirin特派員)

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