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【別府競輪・ルーキーシリーズ】大学生との“二刀流”下山聖斗「午前は授業、午後から練習で大変」

2025/05/08(木) 16:45 0 3

別府競輪の「ルーキーシリーズ2025(FII)」が9日、初日を開催する。10RのA級男子新人戦予選1を走る下山聖斗に話を聞いた。

「前回、熊本を走って収穫もありました」と話す下山聖斗

 5月熊本を皮切りに始まった「ルーキーシリーズ2025」の今開催は2戦目。日本競輪選手養成所を卒業した127、128期生によって争われる競走は、男子・アドバンスは先頭固定競走(インターナショナルルール)」に則り実施され、ガールズと同様に2日間の合計ポイント制となり獲得上位7人が決勝へ進出する。

 下山は中学までバドミントン部に在籍していたが、高校で突如として自転車競技に目覚め鹿屋体育大学へと進学。そして大学3年時に競輪養成所へ入所し、今年3月に卒業した。現在は大学へ復学し学業と本業を両立している。
「養成所の1年間は休学扱いでした。4月からはまた戻って今は大学4年生です。午前は授業、午後から練習と使い分けていますが、質も量もこなさないといけないから大変。単位も足りません(苦笑)」

 かつてはデビュー後も大学に複数年在籍した選手もいた。直近では池上あかり(福岡・122期)が早稲田大学の大学院に進学するなど両立を器用にこなす選手もいる。
「いやいや、池上さんだからですよ。大学院まで行っているしすごい。自分はどうしようか迷っていてゼミの先生とかに相談しています」

 とはいえ、仕事場に来れば、しばし学業のことは忘れてレースに没頭する。内枠が有利とされるアドバンスの中で2番車が配置され戦いやすくなった。
「前回、熊本を走って収穫もありました。レースの流れとか感覚はわかってきたので。あとは結果を上げたいです」

 10Rには卒業記念トーナメントを制し在所2位でナショナルチームにも属するスター候補、三神遼矢がいるが徹底した前々勝負で確定板を目指す。ちなみに名前は「下山」と書いて「さがやま」と読む。(netkeirin特派員)

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