2025/03/05(水) 17:25 0 1
静岡競輪場にて3月4日と5日の2日間にわたり、日本競輪選手養成所 第127・第128回選手候補生「卒業記念レース」が開催された。
男子(127回生)は初日の予選を勝ち上がった27名が、2日目の午前に準決勝を走り、午後に行われる決勝進出9名が決定した。
注目の決勝は、2番手に入った在所2位の三神遼矢(福島)が捲りで抜け出し1着ゴール。養成所生活を締めくくるラストレースを制して、卒業記念チャンピオンの座に輝いた。
候補生は卒業式を終えたあと、選手登録をおこない、5月の競輪ルーキーシリーズからデビュー戦を迎える。
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【127回生 男子決勝戦】
1/尾野翔一(福岡25歳)
2/三神遼矢(福島23歳)
3/椎名俊介(茨城24歳)
4/伊藤涼介(広島23歳)
5/新垣慶晃(沖縄24歳)
6/吉岡優太(茨城23歳)
7/大塚城(静岡19歳)
8/杉浦颯太(北海道19歳)
9/池田充槻(秋田18歳)
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【レース経過】
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1着/三神遼矢(福島23歳)
成績:2着・1着・1着・1着
素直にすごく嬉しいです。
(作戦は)内枠だったので、前の方を取って、誰かが切りに来たら、下げてカマシ先行したいなと思っていました。(レースは)先に上昇してしまって、大塚君を出させないように先行したいと思い、踏んだんですけど、ペースを落としすぎてしまって、ホームで出られてしまった感じです。
主導権争いは負けてしまいましたが、そのあとは杉浦君が来たので、自分の行けるところから行こうと冷静に切り替えました。後ろから来る感じがあったので、しっかり捲っていこうと思いました。
第1回、第2回トーナメントは決勝に上がりましたが、ミスをして表彰台に乗れなかったので、今回は絶対に表彰台に乗りたいと思っていたし、優勝できて良かったです。
自分の強みは、ダッシュも持久力も、そこまで武器が無いのですが、しっかり向上心を持って地道に練習できるところだ思います。
ナショナルチームでも活躍していきたいと思っているので、競技と競輪の両立をしっかりしていける選手になりたい。大きな目標なら、トラック競技は世界選手権での優勝と五輪でのメダル獲得、競輪ではグランドスラムを達成したいという気持ちがあります。課題はたくさんあるので、しっかり修正して頑張っていきたいです。
【プロフィール】
みかみ・りょうや
2002年1月5日生まれ、23歳
出身地:福島県
ホームバンク:いわき平競輪場
師匠:金成和幸(88期)
自転車以外のスポーツ歴:体操(小5〜中3まで5年間)
脚質:スプリンター
※在所成績2位
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2着/吉岡優太(茨城23歳)
※在所成績18位
9番(池田)と一緒に上がって、外で勝負したかったですが、内があいたので。(最終BS過ぎからも)前が詰まって出られないと思ったので、ちょっとでもあいたところをいこうと構えていました。この日のために調整もしましたが、第2回トーナメントと同じ、今回も2着で悔しいですね。いろいろな人がそれぞれの考えを持っているし、自分にないものを吸収できた10カ月でした。デビューしてからは、苦手ですけど、先行で頑張りたいと思います。
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3着/椎名俊介(茨城24歳)
※在所成績5位
落ち着いてレース運びはできた感じです。でも3コーナーで、やっぱり自力勝負したくて、出てしまいました。今考えれば、待って4コーナー勝負でも良かったかなと思っています。脚もたまっていて、自力勝負で三神に勝ちたかったので。(ルーキーSは)ルールにも対応して、レース運びをしたいと思います。まわりの同期よりも、レース勘や対応力はあると思います。その場、その場で、先行、追い込みと対応していけたらいいですね。まずは9連勝して、上にあがることです。
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◆第128回選手候補生(女子)卒業記念レースのレポートはこちら
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【直近の卒業記念レース結果】
125回生(森田一郎)・126回生(仲澤春香)
123回生(荒川達郎)・124回生(松井優佳)
121回生(纐纈洸翔)・122回生(畠山ひすい)
(P-NAVI編集部)