2025年1月26日　松阪競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」G3（最終日）

1月23日に開幕した松阪競輪開設74周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」G3が最終日を迎えた。シリーズは、S級S班の古性優作、郡司浩平、岩本俊介に加え、昨年までS班の佐藤慎太郎や深谷知広らが参戦し、レースを主導した。中でも郡司浩平は、深谷知広の番手や自力戦で、危なげない走りを見せ、唯一の3連勝で決勝進出。また年初めのG3優勝で好スタートを切った王者・古性優作は、状態が今ひとつのようだが、貫禄の走りで連日の強さを見せつけた。
深谷知広が先頭の南関東ライン、古性優作や地元地区の浅井康太らの動向に注目が集まった決勝は、赤板から突っ張り先行した深谷マークの郡司が、山田庸平の猛追を振り切り1着でゴール。昨年の同開催に続く連覇を達成すると同時に、2024年8月小田原以来、通算22回目のG3優勝を完全優勝で手にした。

※3日目準決勝レポートはこちら

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【最終日12R＝S級決勝】
1／古性優作（SS・大阪100期）
2／浅井康太（S1・三重90期）
3／深谷知広（S1・静岡96期）
4／山田庸平（S1・佐賀94期）
5／佐藤慎太郎（S1・福島78期）
6／小川勇介（S1・福岡90期）
7／岩本俊介（SS・千葉94期）
8／岩津裕介（S1・岡山87期）
9／郡司浩平（SS・神奈川99期）

【レース展開】

誘導以下、3深谷-9郡司-7岩本、1古性-8岩津、2浅井、5佐藤、4山田-6小川で周回。まず山田が上昇して深谷に並びかけると、赤板で深谷が突っ張る。南関東勢が先行態勢に入ると、4番手は内に山田、外に古性で並走となるが、打鐘で山田が奪取し、内から浅井がポジションを6番手まで上げ、古性は7番手に。深谷の主導権取りで、2番手の郡司は車間をあけて後続をけん制。最終BSから浅井が捲りを狙い、さらに山田も追い込みを仕掛けるが、直線で抜け出した郡司が山田を振り切り1着。2着に山田、3着に南関東3番手の岩本が入線した。なお、最終4コーナーで岩津裕介（再入7着）、佐藤慎太郎（棄権）、小川勇介（棄権）の3名が落車。

【最終日12R＝松阪競輪G3決勝】
2車単9-4　5,770円（21番人気）
3連単9-4-7　32,360円（92番人気）
決まり手：差し-差し

優勝／郡司浩平（SS・神奈川99期）
※チャリレンジャー（スポンサード選手）
今回戦績：特1・二1・準1・決1
次走出場予定：高松G3（1月30日〜2月2日）

今回は、前にも後ろにもお世話になりっぱなしでした。
（赤板は）庸平さんが抑えに来るのが早かった。（深谷が）引くかなと思ったのですが、突っ張ったので、昨日のパターンでいくのだと腹をくくりました。（古性優作が）自分達のラインの後ろにいたし、深谷（知広）さんが突っ張れば、どこかで追い上げがあるか、捲りかと思いましたが、打鐘あたりで内に入られていた様に見えたので、そのまま外を踏みながら来るかなとも考えていました。
最終2コーナーで仕掛けがなかったので、最後に嫌なところで来られるかと思いましたが、岩本（俊介）さんも内を閉めていたので。本当に深谷さんと岩本さんのおかげで優勝できたと思います。
最後、欲を言えば岩本（俊介）さんとワンツーを決めたかったですね。これからも目の前のレースを勝つことだけ考えて、しっかり走ります。

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＼松阪G3（最終日）注目選手ピックアップ／
【最終日6R＝S級選抜】
「世界が変わったセッティング」
2着／木村弘（S2・青森100期）

久樹（克門）さんが切ってくれたので、絶好の展開になりました。後は、（後方のことを）五日市（誠）に任せて駆けようと思いました。風が強くて、かかり切らなかったのですが、次につながりそうです。（4日間逃げの競走は）セッティングを調整し、日に日に良くなっているので、次は結果を出したいですね。（最近戦法を模索しながら）今回は、サドル、ハンドルまわりを少し調整したので、逃げて確かめたい気持ちが強い4日間でした。上位を目指すには、（先行）今の戦法では1着が取れていないので、色々やっていかないといけないと思っています。今開催は、セッティングを調整して、だいぶ世界が変わりました。いろいろな乗り方があるんだなと。次もこれでいきたいです。自ら作戦もとらないといけないし、そういうことも試しながらやりたいです。

(P-Navi編集部)