2024/12/25(水) 10:00 0 22
静岡競輪場で28日に開催する「ヤンググランプリ2024」。元競輪選手を父に持つ諸田竣亮がヤンググランプリの展望、レースのポイント、注目選手を紹介します。
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今年も競輪界の若手選手たちが激突する「ヤンググランプリ」がいよいよ開幕します。今年の出場選手は全員が121期生。彼らにとってはラストチャンスとなるこの舞台で、頂点を目指した熱い戦いが繰り広げられること間違いなし。
今年トップクラスで活躍した若手選手達がその実力を発揮する場でもあり、毎年若さ溢れる凄まじいスピードレースが繰り広げられ、将来の競輪界の中心選手達が輝く場となる。
毎年直前まで並びが発表されないだけに展開を読むのが難しいところだが、単騎よりラインができた方が有利とみる。
昨年の覇者・太田海也が、今年も大本命として名を連ねています。距離踏む展開だと脆さあるが、スピードは1番。五輪や世界大会でも活躍するその脚力は折り紙付き。昨年以上にレベルアップした姿で、好位置確保からの快速捲りで連覇を狙う。真鍋智寛との中四国連係があるのかも気になるところ
ナショナルチーム所属の中野慎詞も見逃せない。世界レベルで鍛えられたスピードに加え、最近では長距離も踏める対応力を身につけ、GI戦線でも結果を残している。太田とのスピード対決は最大の見どころの一つだろう。
中野との連係が予想されるのは大川剛。番手戦なら中野の動きを活かした展開が期待され、中野がロングスパートを仕掛ければ大川にとって恵まれた状況になる可能性が高い。
一方、中部地区からは村田祐樹と纐纈洸翔のコンビが出場。村田は今年の全プロ競技で結果を残し、「寬仁親王牌(GI)」にも出場するなど飛躍の1年となった。先行力が持ち味の村田が纐纈と連携すれば、ナショナルチームに一矢報いる存在となりそうだ。纐纈は121期卒業記念チャンピオンの実績を持つ勝負強い選手であり、村田の先行に乗る形でナショナルチーム撃破を狙う構えだ。
九州勢では徹底先行タイプの後藤大輝が注目される。後藤はGIレースで逃げ切りを決めるなど、着実にステップアップを果たしてきた。九州連係が実現すれば、番手の東矢圭吾にも大きなチャンスが巡る。東矢は自力勝負にやや苦手な面があるが、番手戦なら車間を空けながら詰めていく勢いで踏み込み、直線で突き抜けるシーンが期待される。
また、単騎戦となりそうな山口多聞も侮れない。厳しい位置取りを強いられても冷静に脚をため、一発を狙う走りが得意。展開次第では波乱を巻き起こす可能性を秘めている。
果たして、ヤンググランプリを制するのは昨年王者の太田海也か、それとも新たなスターが誕生するのか? やはりラインの力は大事になり、並びを確認し展開を読み、ギリギリまで熟考しグランプリへ弾みのつける的中を目指したい。
今年もウマい車券のご利用ありがとうございました。来年も高配当を目指し、より良い情報をお届けできるよう精進してまいります。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします!